整備士が知らない…かもしれない整備工場の苦情相談担当者の『ひ・と・り・ご・と』

整備士が整備工場で勉強しようと思っても出来ない整備に関わるユーザーからの苦情、整備工場からの相談を綴ります。法律的なところは専門家ではないので鵜呑みにせず参考程度に。古い話で記憶もあやふやですが自分の笑える失敗話や整備の話もほんの少し。依頼があれば事例内容を紹介する講習会もやります。実例を知ってトラブルを防止しましょう。

コピーされた車検証

 

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 事業者からの相談で「業務提携しているA社から車検を依頼されたがどうも様子がおかしいので話を聞いてほしい」と。

 

   検査を依頼された車はディーゼルエンジンを搭載した2トン車。

    前回の車検を実施したのは購入した中古車販売のB店らしいが、B店は現在、廃業しており経営者の所在も不明だという。

 

    そこでユーザーは今回の車検を、相談事業者と業務提携しているA社に持ち込んだということだ。

   A社は、車が持ち込まれたときに車検証を確認し、それがコピーであることを確認。

 車検証は原本がいると伝えたら、ユーザーから「それしかない」といわれた。納税証明もない。

 

    仕方なくA社は、相談してきた事業者に「これで車検が受けられるか?」と確認したらしい。

     もとより、コピーの車検証で検査が受けられるはずもなく、必要な書類もないのであればそれは無理。また、相談事業者がそのコピーされた車検証を確認すると、更新されている部分の記載が手書きになっている。

     前回受けたはずの車検が受けられていないのではないか?と聞いたそうだが、領収書は残されている。どういうことだ?

 

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https://note.com/carrot3/n/n7d40f7f59375