整備士が知らない…かもしれない整備工場の苦情相談担当者の『ひ・と・り・ご・と』

整備士が整備工場で勉強しようと思っても出来ない整備に関わるユーザーからの苦情、整備工場からの相談を綴ります。法律的なところは専門家ではないので鵜呑みにせず参考程度に。古い話で記憶もあやふやですが自分の笑える失敗話や整備の話もほんの少し。依頼があれば事例内容を紹介する講習会もやります。実例を知ってトラブルを防止しましょう。

屁理屈にもならない苦情



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    平成24年2月に新車で購入し、平成25年10月に検査を受けた。

(ん?どういうこと?)

    車検時にはオルタネーターも修理したので費用は20万円近くになった。

    その3ヶ月後の平成26年1月、CVTが故障して高額な修理見積もりが出た。

    

    CVTの不具合症状については、H販売店(相談者の地元)でエンジンオイルの交換等をするたびに「おかしい」とその状況を訴え続けてきた。

    それなのに「様子を見ましょう」というようなことばかり繰り返してきた結果、今回、このように壊れた。

    壊れるまで点検すらしなかったのは事業者の職務怠慢であり、CVTが故障した原因の全責任が事業者にあると考える。

    事業者にクレーム処理するよう貴方(私)から指導してもらいたい。

 

     ユーザーの話だけ聞いていると新車で購入し、オイル交換のたびに不具合を訴え続けてきたが、この度車検を受けて日も浅いのに、また、費用も高かったのにCVTが壊れた!ということになるが、新車購入と車検時期の整合性も取れない話は穴ぼこまみれだから料金問題かな?

 

    とにかく、いろいろ話を聞いたが不明点が多すぎるので事業者にも話を聞くことにし、それらの話も一緒にまとめ、総合的に書いてみる。

    以下その内容。

 

    クルマは、直線距離で600kmほど離れたN市に住む相談者の弟が、平成12年にN販売店で新車購入したもの。

    相談者は、その弟さんから平成24年2月に譲り受けている。

    だから初年度登録は平成24年だと。

    新車で買ったのは身内である弟だから新車購入であり、当然クレーム処理されなければならない!というのが相談者の言い分。

 

    当方は、当然、初年度登録年のこと、車が個人売買の中古車だということ等、一生懸命説明した(おそらく事業者も説明しただろう)ものの全く受け入れてくれない、というか、理解しようとしない。

 

    しかも地元H事業者の話では、検査を受けたのはこのH社ではなく、弟さんが購入したN販売店でもない。

    なんと反対方向に300kmほど離れたところにあるG市にあるG販売店だということがわかった。なぜG市なのかはわからないが、おそらく仕事の都合だろう、とは思う。

 

    地元H社には本当にエンジンオイル交換でしか入庫していない。 

    弟さんから譲り受けた時に保証継続(既に10年以上経過していたので出来ないだろう)もしていない。

 

 

掲載して1ヶ月以上経過したので以下に移動しました。

 

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