整備士が知らない…かもしれない整備工場の苦情相談担当者の『ひ・と・り・ご・と』

整備士が整備工場で勉強しようと思っても出来ない整備に関わるユーザーからの苦情、整備工場からの相談を綴ります。法律的なところは専門家ではないので鵜呑みにせず参考程度に。古い話で記憶もあやふやですが自分の笑える失敗話や整備の話もほんの少し。依頼があれば事例内容を紹介する講習会もやります。実例を知ってトラブルを防止しましょう。

並行輸入車の車検依頼で


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 輸入車の車検をしてもらうため、指定整備事業者に見積りを依頼したところ、「ヘッドライトのカットが逆向きで保安基準に適合していないから車検を通すことが出来ない」と言われた。

 しかし、私はこの車に新車から乗っており、事故をしたこともなければヘッドライトを交換した覚えもない。

 それなのになぜ「車検に通らない」といわれるのか、意味がわからない。

 この指定事業者の言い分は正しいのか?

 またこの対応に問題がないのかも聞きたい、という問い合わせ。

  

 検査自体3年目の、初めての車検だという。

 購入した店は、今回車検を依頼した事業者とは違うという。

 

 ではどこでその車を購入し、なぜ今回の事業者に持ち込んだのかを聞いたところ、「購入した店が閉店(倒産)したので単に車検が出来る近所の事業者に持ち込んだだけ。この指定事業者に入庫したのはたまたま。個人的には何のつながりもない」ということだった。

 

 購入した店(倒産した店)の情報を聞きだしたところ「整備工場は持たず、修理については、どこかに外注していたようで事業の概要としては、主に日本に正規輸入販売店のない(または正規販売店があっても取扱いがない)輸入車を専門的に取り扱っていた販売店だということだった。

 

 そういえば、30年以上前の話だが、並行輸入車のキャタライザー(触媒)を使いまわしていた並行輸入業者のことを思い出した。

 

掲載して1ヶ月が過ぎたので続きは以下に移動しました。

 

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