整備士が知らない…かもしれない整備工場の苦情相談担当者の『ひ・と・り・ご・と』

整備士が整備工場で勉強しようと思っても出来ない整備に関わるユーザーからの苦情、整備工場からの相談を綴ります。法律的なところは専門家ではないので鵜呑みにせず参考程度に。古い話で記憶もあやふやですが自分の笑える失敗話や整備の話もほんの少し。依頼があれば事例内容を紹介する講習会もやります。実例を知ってトラブルを防止しましょう。

提案がなぜ脅しに?


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 「エンジンオイルが漏れて修理したがその後、同じところから続けて2回、都合3回も漏れた。なぜ1回で修理が完了しないのか」という苦情。

 

 ユーザーの話では1回目は数千円の有償で2回目は無償。3回目の今回は、まだ請求が来ていないのでどちらかわからない、ということだ。

 (有償無償だけ言われても何のことかわからない)

 

 オイル漏れなら目視でもわかるだろうから修理が1回で直せないというのが解せない。しかも2回目が無償対応。

 であれば、事業者側に何らかの落ち度があった可能性が考えられる。

 

 そこでユーザーに「同じ個所からのオイル漏れに間違いないか?」と確認したところ、「間違いない」という返答だった。

 「当該事業場に電話をし、そのことを確認していいか」と尋ねても「構わない」という返事で早速連絡をしてみた。

 

 電話対応した事業者は「なぜおたく(当方)から電話が?意味が分からない!」と当方からの電話に不信感を持った。

 

 それについては「当方の成り立ち等によりユーザーから苦情や相談のあることはよくあり、ユーザーが了解してくれたら事実確認をするためにこうして連絡することがある。また、殆どないが必要なら店側に改善をお願いすることもある」という説明をすると何とか理解してくれた。

 

 早速、必要なことを聞いていく。

 

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