整備士が知らない…かもしれない整備工場の苦情相談担当者の『ひ・と・り・ご・と』

整備士が整備工場で勉強しようと思っても出来ない整備に関わるユーザーからの苦情、整備工場からの相談を綴ります。法律的なところは専門家ではないので鵜呑みにせず参考程度に。古い話で記憶もあやふやですが自分の笑える失敗話や整備の話もほんの少し。依頼があれば事例内容を紹介する講習会もやります。実例を知ってトラブルを防止しましょう。

認知症ユーザーのこと


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 事業者から「弊社顧客に認知症のユーザーがいる。先日も単独事故を起こし、弊社が引取に行ったがちょっと話を聞いてほしい」という相談があった。

 

 車は全損に近い状況で本人もケガをしており、相談に乗ってほしいのは、ユーザーの奥さんと娘さんからうけた相談のことだ、と。

 

    事故現場の検証に来た警察官が、奥さんと娘さんに「他人に危害を加える前に免許証を返納させたほうがいいのではないか」というアドバイスをしたそうだ。

 このユーザーの事故が最近あまりにも頻繁で、見るに見かねて奥さんと娘さんに言ったようだ。

 

    警察官は、一般的に民事不介入なのでそういったアドバイスをしたというのはあまり聞いたことがない。

    田舎なのでよほど親身になって話をしてくれたんだと思う。

 

    しかし、勝手に廃車にするとユーザーは怒るのは目に見えている。家で暴れる可能性もあるという。暴れ始めると女性二人では止めようがなく、警察官の言うことはよくわかっているが、どうしたものかと奥さんと娘さんが当方に相談しにきた。

 

    車は、今回事故をした乗用車の他に軽トラックと娘さんの軽乗用車の3台があり、全て廃車にしてほしいという依頼だ。

    弊社はどうしたらいいものだろうか。

 

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