整備士が知らない…かもしれない整備工場の苦情相談担当者の『ひ・と・り・ご・と』

整備士が整備工場で勉強しようと思っても出来ない整備に関わるユーザーからの苦情、整備工場からの相談を綴ります。法律的なところは専門家ではないので鵜呑みにせず参考程度に。古い話で記憶もあやふやですが自分の笑える失敗話や整備の話もほんの少し。依頼があれば事例内容を紹介する講習会もやります。実例を知ってトラブルを防止しましょう。

大いなる誤解

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    中古車しか乗ったことのないが、初めて大きな看板(メーカー看板)を掲げた販売店から新車を購入したというユーザーからの苦情。

 

 その車の定期点検を行った数日後、ヘッドライトが点灯しなくなった。

 

 点検をしてくれた(購入した)売店に苦情を言うと、車を数日間預かるといい、代車を用意してくれ、修理は無償としてくれた。

 ただ、故障原因の説明はなく、それより掃除をし忘れたのか、運転席まわりが手垢で汚れていた。

 高価な車ではないからか『扱いが雑だな』とは思ったし、正直、気分はよくなかった。

 もやもやしたものを抱えたまま自分で掃除をしたがこの数日後、再びヘッドライトが点灯しなくなった。

 

 先日の運転席まわりの汚れのことや故障原因の説明がなかったことから思わず「前回、何を修理したのか」と強い口調で言ってしまった。

 

 すると説明すると思った事業者は、前回、ヘッドライトが点灯しなくなった原因が何であったのか説明出来なかった。(部品名は言ったが交換したとしか言わなかった)

 

 修理(部品交換)をしておいて故障個所の説明が出来ない事業者にさらなる苛立ちが湧き、問い詰めたところ『修理は外部に委託した』ということがわかった。

 

 『自社で取り扱って販売している車』の故障内容が説明出来ず、その上『修理を外部に委託』しているとを聞いて、ますます腹が立ち(運転席まわりの汚れが引き金となっているのは明白)、納得できなかった相談者はその外注先に電話をし、散々この購入店(事業者)の苦情を言ったそうだ。

 

 苦情は『説明できない購入店』に対するもので『掃除をしていなかったこと』が引き金。それにしても苦情は直接販売店に言った、ということは完結?

 

 何か話がかみ合わないな、とは思っていたが、このあたりで少しわかってきた。

 

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