整備士が知らない…かもしれない整備工場の苦情相談担当者の『ひ・と・り・ご・と』

整備士が整備工場で勉強しようと思っても出来ない整備に関わるユーザーからの苦情、整備工場からの相談を綴ります。法律的なところは専門家ではないので鵜呑みにせず参考程度に。古い話で記憶もあやふやですが自分の笑える失敗話や整備の話もほんの少し。依頼があれば事例内容を紹介する講習会もやります。実例を知ってトラブルを防止しましょう。

都合よく解釈をするために


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 「新車で購入したが3年も経っていないのに販売店がクレームの対応をしない」と怒って電話をしてきた相談者。
 車は法人名義の乗用ディーゼルで、相談者はその会社の代表者を名乗る。

 

 会社の所在地は『ディーゼル規制対象区域内』なので「登録は『規制対象区域外』に所在する営業拠点でしている」とのこと。


 この言い方からもわかるがNOx・PM法と車庫法についてそこそこ詳しい。
 しかし、『使用の本拠の位置』を蔑ろにする言い方で『違法』ではないにしても『合法』というよりは『脱法』のイメージが強い。

 

 良いか悪いかは当方には関係ない。それより苦情内容が抽象的でよくわからない。
 ものすごく怒っているように聞こえる(ふりをしている)のはわかる。

 

 初年度登録を確認するとそれまでの饒舌さと打って変わって黙ってしまった。
 『新車から3年も経っていない』と最初に言っていたのに?


 自分に不利になる情報を隠すユーザーは少なくないが初年度登録が何か不利になるんだろうか?

 そのことは意に介さず、対象事業者を聞くとこれはあっさり口にした。

 それなら対象事業場に話を聞いたほうが早い。

 

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