整備士が知らない…かもしれない整備工場の苦情相談担当者の『ひ・と・り・ご・と』

整備士が整備工場で勉強しようと思っても出来ない整備に関わるユーザーからの苦情、整備工場からの相談を綴ります。法律的なところは専門家ではないので鵜呑みにせず参考程度に。古い話で記憶もあやふやですが自分の笑える失敗話や整備の話もほんの少し。依頼があれば事例内容を紹介する講習会もやります。実例を知ってトラブルを防止しましょう。

修理に中古部品を使うのが

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 事故で修理をしてからリモートキーでドアロックの操作をしてもドアミラーが格納しなくなった。

 

 修理する前は作動していたので「修理(無償)をしてほしい」と伝えたところ、事業者が「原因を調べる」と言ったのでそのまま車を預けた。

 

 数日後、「モーターに不具合があり作動しなくなっていた」と説明された。

 ただ、修理が出来ないらしくドアミラーを交換する必要があり、新品にするにはかなり高価だと言われた。

 

 しかし、私(相談者)には『私が壊したのではない』という思いがあり、修理代金は(事業者に)負担してもらいたいと正直に伝えた。

 その結果、中古のドアミラーを整備事業者が全額負担すると"下駄を預けられた”がまだ了承していない。

 

 聞きたいのは、『修理で預け、帰って来た車が事業者のミス(決めつけている?)で壊れていた場合、修理に要する部品に中古品を使うことがあるのか』ということ。

 

 事業者との付き合いは古く、対応は丁寧で誠意もあり不満はないが10年近く乗った車とはいえ、中古品に交換することには釈然としない思いがある。

 

 また、中古品は入荷時期が未定でいつ直るのかもわからないので話し合いの席で「新品との差額を私(相談者)が支払う」と言いかけた。

 しかし、中古品の金額がわからないことと、自分が多少なりとも負担することに対して割り切れないものがあり、黙ってしまった。

 

 今から差額を負担して新品にしてほしいというのは都合が良すぎるだろうか?

  

 個人的にはおかしいと思わない。

 中古品に交換することをまだ了承していないのならまずは相談したらいいと思う。

 ただ、当方には多少なりとも疑念がある。

 

 センサー等ではなくモーターの不具合なら、10年近く乗っており、経年で偶発的に故障が発生した可能性もある。

 

 事業者が壊したのかどうか。壊れたのはタイミングの問題かもしれないということ。

 

 ミラーは格納しなくても保安基準に違反するわけではないが、あなた(相談者)の気持ちもわかる。

 中古品が承服しがたいのであれば提案してみたらいいのではないか。

 形はどうあれ金銭が関係する相談にはといって電話を切った。

 以降連絡はない。

 

車検で預けた車にキズが

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 大手販売店で車検を行ったが納車された車にキズがついていた。

 販売店に『キズの無償修理』と『対応についての謝罪』を求めたいという内容の苦情だがこの苦情が当方に入ること自体、おかしい。

 特に『対応についての謝罪』は物事の円満解決を模索するものではない。

 

 相談者は本社(サービス部?)にも苦情を入れたというから問題を大きくしておもしろがっているだけかも知れない。

 その本社から「状況を店舗に確認して担当者から連絡させる」といわれたとか。

 

 その後、しばらくして担当者を名乗る人が「店舗の責任者を同道して自宅(相談者宅)に伺う」と電話連絡があり、約束した時間に二人が来て現車を確認。そこで言ったのは「キズは弊社事業場内(作業中)でついたものではない」と何の対応もせずに帰った。

 相談者はこの対応に憤慨し『謝罪をさせたい』ということだ。

 

 当方からそういった要求(無償修理と謝罪)は出来ないが話は聞いてみる(正直なところ事実確認だが)といって一旦電話を切った。

 

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勝手に発注、勝手に請求


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 時々使うセルフのガソリンスタンド(GS)で燃料を入れていたら、そこの従業員がフロントガラスを見て(検査標章は見て)『車検が安く出来ます。見積もりだけでもいかがですか?』と声をかけてきた。

 

 車検を安く、というフレーズに興味を持ち、見積もりだけでも、といわれたので車検証を見せてお願いした


 すると、必要経費(法廷費用?)のみ提示し、油脂類以外の部品が記載されていなかった。

 車はそこそこ古く、走行距離も多かったので消耗品等交換部品も入れた見積りを改めてお願いした。

 提示された金額は大して安くなかったことから「それならいいです」と言って帰った。

 

 その後、いつもの整備事業者で車検の見積もりをお願いしたところ、「前回の車検からの走行距離が少ないので消耗品の交換は必要最低限度に留め、次回車検時に乗り換えかそれなりに金額をかけて乗り続けるか決めたらどうか」とのアドバイスがあり、今回示された見積り額はいつもよりかなり安価だったことからお願いすることになり、入庫日を約束した。

 

 ところがこの次の日、先日見積りをしてくれたGSから「入庫はいつになるか?」と、少なからず驚く連絡があった、というのも、見積りはしてもらったが、依頼した覚えがなかったからだ。


 そこで「車検はいつもお願いしている整備事業者に依頼した」というと「見積もりをしたときに『それならいいです』と言われたから入庫してくれるものと思い、部品を発注し入荷している。部品は返品できないので車検をキャンセルするなら注文した部品は購入してほしい」と言われた。

 

 私(相談者)としては支払う必要がないと思ったので別の団体に相談したところ、こちら(当方)を紹介された。
 相談に乗って欲しい。

 

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整備事業者が不正改造車を販売

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 欲しい車をネットで探していて見つけたのがたまたま同じ市内だったことから現車を見に行き、購入を決めたと話すユーザーからの苦情。

 

 支払いは現金一括で車庫証明が上がってすぐに登録・納車(引取)されたという、いわばどうでもいいと思える情報を提供(実はこういった内容が重要になることも)してから苦情を言い始めた。

 

 車を引き取ってきて自宅車庫に入れようとしたところ、車庫入口と道路にある段差に車両下部が当たり、大きな擦過音が聞こえたので車から降りて下を覗くとフロントスポイラーが割れて大きな傷がついていた。
 購入したばかりでこれはないと思う。

 

 契約の際、車高が低いことも気に入っていたので確認した(何を?)ところ「最低地上高はクリアしており、検査には問題なくパスする」と聞いていたことから今回の苦情を販売店に伝えた。

 

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修理後、車検に通らなくなった


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 半年ほど前に右前下部を損傷する自損事故を起こした。

 近所の整備事業者に相談して車両保険でこの事業者の取引先である鈑金事業者に修理作業を依頼した。

 

 修理後は何ら不具合もなかったが、ほどなく車検期間が満了となった。

 車検は購入した販売店(事故修理事業者とは無関係)に持ち込んだが、「パワーステアリングのオイルポンプ(以下パワステポンプ)からオイル漏れがあり、修理(交換)しないと保安基準不適合で検査に通らない」と言われ、仕方なく修理をし検査を通した。

 

 検査後、納車時には車検に要した費用を全額支払ったが、この話を友人にすると「パワステポンプ付近を事故で修理したのならその時の損傷ではないか?」と言われ、車検時の修理に釈然としないものが出てきた、というのが苦情内容。

 

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都合よく解釈をするために


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 「新車で購入したが3年も経っていないのに販売店がクレームの対応をしない」と怒って電話をしてきた相談者。
 車は法人名義の乗用ディーゼルで、相談者はその会社の代表者を名乗る。

 

 会社の所在地は『ディーゼル規制対象区域内』なので「登録は『規制対象区域外』に所在する営業拠点でしている」とのこと。


 この言い方からもわかるがNOx・PM法と車庫法についてそこそこ詳しい。
 しかし、『使用の本拠の位置』を蔑ろにする言い方で『違法』ではないにしても『合法』というよりは『脱法』のイメージが強い。

 

 良いか悪いかは当方には関係ない。それより苦情内容が抽象的でよくわからない。
 ものすごく怒っているように聞こえる(ふりをしている)のはわかる。

 

 初年度登録を確認するとそれまでの饒舌さと打って変わって黙ってしまった。
 『新車から3年も経っていない』と最初に言っていたのに?


 自分に不利になる情報を隠すユーザーは少なくないが初年度登録が何か不利になるんだろうか?

 そのことは意に介さず、対象事業者を聞くとこれはあっさり口にした。

 それなら対象事業場に話を聞いたほうが早い。

 

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『してみたい』と『出来る』は違う

 

 

 新人整備士の1日は洗車に始まり洗車に終わる。

 そんな毎日を過ごしていたある日、工場長から「ヘッドガスケットの交換をやってみるか?」といわれた。

 

 整備士=エンジンルームを覗き込む=かっこいい、みたいな『ノリ』で勢いだけで「はい」と答えた。

 

 「先輩たちは2~3時間でやるが、数日かかってもいい」との優しい言葉と周りの先輩の支えもあり、なんとか作業終了の報告が出来てエンジンを始動。

 

 回転はばらつき、マフラーからは白煙、水温はどんどん上昇。

 

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