自分がした失敗の数も多いが、それ以上に驚くようなことを平気でいう(する)ユーザーもいた。
クルマは購入したが、それ以降の付き合いがなかったユーザーから「エンジンがかからなくなったからすぐ来い!」という怒りの電話があった。
ものには言い様がある・・・と言いたい気持ちをグッと堪え、取るものも取りあえず20km以上離れたユーザー宅へ。
到着してすぐ、バッテリーかなと。
クランキングせず、ボンネットを開けるとバッテリーのターミナルと給水口が白い粉で覆われ、内部をみると鉛板が露出していた。
点検の有無を確認したところ、検査は受けているというが、どごで受け、何をしたか聞いても答えない。おそらく、当時流行った『名前だけ』ユーザー車検を受け続けたなと容易に想像できた。
エンジンがかからなくなったのは自業自得だが口には出せず、とりあえず、水を足し、バッテリーを外して掃除をしたあとブースターケーブルを繋いでクランキング。
エンジンは始動した。しばらくエンジンをかけていたら、キーをオフにしても再始動する。意外にも復活したよ(笑)でも『バッテリーの交換』は勧めた。しかし、「今度ダメになったら」という一言があり、あっさり引き下がって今回の支払い方法を尋ねた。