整備士が知らない…かもしれない整備工場の苦情相談担当者の『ひ・と・り・ご・と』

整備士が整備工場で勉強しようと思っても出来ない整備に関わるユーザーからの苦情、整備工場からの相談を綴ります。法律的なところは専門家ではないので鵜呑みにせず参考程度に。古い話で記憶もあやふやですが自分の笑える失敗話や整備の話もほんの少し。依頼があれば事例内容を紹介する講習会もやります。実例を知ってトラブルを防止しましょう。

2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

W O‐RING

納車(引き渡しも含め)後に、ユーザーが血相変えて工場に戻ってくると、それはまず間違いなく苦情(笑)←笑っていていいのか。 30分以内のこともあれば、数ヶ月以上経ってからの場合もある。 また、言い方は悪いが『口』で治せるものもあれば『裁判沙汰』に…

話を盛れば悪い人にならない

整備事業者から『車検受け渡し』で中古軽トラックを購入したというユーザーから「購入後数ヶ月して農道を走行中、ブレーキが効かなくなって土手にぶつかった(人損被害はない)」という苦情があった。 購入した事業者にすぐに来るよう連絡をしたがいくら待っ…

使用者の管理下での不可抗力

乗り換えを考えていた古い車だが次回の車検時に乗り換えると決めて2ヶ月ほど前に車検を受けたが、先日、メーター内の充電不良の警告ランプが点灯した。 車検を受けた事業者に点検してもらうとオルタネーター本体が原因だと言われた。 事業者はこのタイミン…

友人のアドバイスは絶対

軽自動車の車検を受けた際、整備事業者から「フロントタイヤが変形(ピンチカット)しているのでこのままでは車検を通せない」と言われたユーザーからの相談。 事業者は「膨らんだタイヤは交換しないといけないが反対側のタイヤも同時に交換したほうがいい」…

整備をしていない苦情

走行中、前面ガラスが曇って来たのでデフロスタを操作したところ、さらにガラスが曇り、それが原因で前が見えなくなって自損事故を起こした。 これは欠陥であり、販売店やメーカー(お客様相談室)に苦情を伝えたが私の事故を隠蔽するつもりなのか「正常だ」…

サイレントマジョリティ

近隣に住宅等がある事業場には『あるある』な苦情。 整備事業者が屋外(屋根付き壁なし)で整備作業をしているが気になるのはトラックのブレーキを分解しているときにエアガンを使って清掃し、清掃作業等が終わるとその場で下回り塗装を行うことでブレーキの…

突然、エンジンが空回り

新車で購入し、6万km走行している車だが先月、交差点で右折しようとステアリング操作を行ったところ、突然、空回りしたようにエンジン回転だけが上がり、駆動しなくなった。 突然の出来事で成す術なく、若干の下り傾斜と惰性でなんとか曲がりきったが対向…

輸入車の車検が高すぎる

昨年、比較的新しい走行2万kmの中古輸入車を正規販売店で購入したが、 今月末、初めての車検を受けることになり、購入した販売店に見積もりを依頼したところ、40万円という大変高額な見積もり書を提示された。 (今まで乗って来た高級国産車に比べ)あ…

締付けトルクを管理する有用性

4月10日に整備事業者で冬用タイヤを夏用タイヤに入れ替えてもらった。 その年の11月18日に自分で冬用タイヤに交換しようとした。 しかし、ホイールナットが緩まなかったので4月に入れ替えてもらった整備事業者に外してもらおうと持ち込んだところ、…

修理をして渡すといった車

車検をして悪いところは全て修理してから納車をするといわれて契約をしたのに納車までに3ヶ月も要し、その間に車検をしているのにブレーキがおかしい。 こんな状態で車検に合格するはずがないという、ユーザーからの苦情。 車の年式は昭和51年式で走行距…