整備士が知らない…かもしれない整備工場の苦情相談担当者の『ひ・と・り・ご・と』

整備士が整備工場で勉強しようと思っても出来ない整備に関わるユーザーからの苦情、整備工場からの相談を綴ります。法律的なところは専門家ではないので鵜呑みにせず参考程度に。古い話で記憶もあやふやですが自分の笑える失敗話や整備の話もほんの少し。依頼があれば事例内容を紹介する講習会もやります。実例を知ってトラブルを防止しましょう。

2023-12-01から1ヶ月間の記事一覧

一般修理の見積りの要不要

走行中にエンジンが止まりクランキングをしても再始動しなかったので購入した店に引取りを依頼したというユーザーからの相談。 「修理は概算見積りを見てから」と伝えた数日後、「修理が完了した」との連絡があり高額な修理代金の請求があったと。 見積りも…

だから鵜呑みに出来ない

信用しないわけではないが、相談して来る人に『(自動車の)プロは殆どいない』から苦情を額面どおり受けてはいけない。 これは相談される側の鉄則である。 スマートキーを紛失し輸入車販売店にスマートキーの作成を依頼して販売店とトラブルになっていると…

『購入したばかり』はいつまで

中古車販売店で検査2年付きの軽自動車を購入したが乗り心地が悪く知り合いの整備事業者に診てもらったところ、エンジンのマウント・ゴムが切れているといわれた。 また、この点検でエンジンオイルの漏れとドライブシャフトのブーツに破れがあるとの指摘もあ…

修理依頼時に撮る意味

車を購入した販売店は整備以外の作業を外注しているが、通常、そういった外注先と私(相談者)にはつながりがない(面識がない)。 したがって、外注作業になりそうなときは、修理を依頼したときに確認の意味で車内を掃除し、内装・外装の写真を撮っている。…

苦情を理解するのに一苦労

新車の納車後一週間、「トーインが狂っている」との苦情で入庫してきたユーザー。 トーイン?新車が?道路の轍かアスファルトの割れでステアリングで取られたか、ひょっとすると単独事故かな?と思い、サイドスリップテスターに乗せたが数値に異常はく、下回…

塗装後の色ムラと新傷

左ドアを擦り、保険で修理しようと思って保険会社に連絡すると「貴方の車両保険には免責があり、次年の保険料の上昇も考えたら保険は使わないほうがいいように思う」というようなアドバイスがあり、同時に安く仕上げてくれるという鈑金塗装事業者を紹介して…