整備士が知らない…かもしれない整備工場の苦情相談担当者の『ひ・と・り・ご・と』

整備士が整備工場で勉強しようと思っても出来ない整備に関わるユーザーからの苦情、整備工場からの相談を綴ります。法律的なところは専門家ではないので鵜呑みにせず参考程度に。古い話で記憶もあやふやですが自分の笑える失敗話や整備の話もほんの少し。依頼があれば事例内容を紹介する講習会もやります。実例を知ってトラブルを防止しましょう。

不信感の増幅する理由


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 『雪の降らない都市』で2年乗り、『雪深い地方』で10年乗ったあと、再び同じ『雪の降らない都市』で2年乗った車だが、7月初旬にエアコンが効かなくなった。

 購入した販売店で点検してもらうと『エバポレーター』という部品からガス漏れをしているとのことで、エバポレーターを交換し、ガスを4缶補充した。

 

 エアコンは効くようになったが、2週間後「キュルキュル」という音がするようになったので同社に持ち込むと「クーラーベルトが鳴いているので交換が必要」という説明があり、交換してもらったが、納車時の請求書にはなぜか依頼していないVベルトが記載されていた。

 

 大きな金額ではなかったので苦情も言わず乗り続けたが、2週間後、再び「キュルキュル」と同じ音がし、すぐに同社に持ち込んだところ、「コンプレッサーの負荷が大きく、ベルトが滑っている。コンプレッサーの交換が必要」との説明があった。

 

 車は古いが愛着もあり、まだしばらく乗るつもりだった。

    ところが「近いうちに乗り換えるならリビルド品を使っては?」という提案があった。

    乗り換えるつもりなどなく、リビルド品への交換をお願いしたが、近いうちに乗り換えるならという言い方にモヤモヤしたものを感じ、少し自分で調べてみた。

 

 その結果、コンプレッサーの故障はエバポレーターを交換したときに入れたガスと一緒に入れるべき『エアコンオイル』が入っていない(請求書に記載がないからそう判断した)ことが原因ではないかという結論に達した。

 

 そこで、「コンプレッサーの交換はしない」と事業者に伝えたところ「キャンセル料が必要だ」と言われ、現在は交換を一旦保留にしている。

 

 雪深い地方では、夏でもエアコンは殆ど使っていない。

 だからといって機械ものなので突然壊れることもあり得るとは考えている。

 しかし、必要なオイルを入れず、それが原因で壊れたのなら納得がいかない。

 さらに書面はもちろん、口頭でもコンプレッサーのキャンセル料の発生については聞いていないし、車が古いからか話の節々に『乗り換え』を促すフレーズが絡まってくることも気に入らない。Vベルトの無許可交換も腹立たしい。

 しかし、この車には乗り続けたいので販売店とは揉めたくない。

    どうしたらいいか?という苦情・相談。

 

 

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