整備士が知らない…かもしれない整備工場の苦情相談担当者の『ひ・と・り・ご・と』

整備士が整備工場で勉強しようと思っても出来ない整備に関わるユーザーからの苦情、整備工場からの相談を綴ります。法律的なところは専門家ではないので鵜呑みにせず参考程度に。古い話で記憶もあやふやですが自分の笑える失敗話や整備の話もほんの少し。依頼があれば事例内容を紹介する講習会もやります。実例を知ってトラブルを防止しましょう。

何とかするのがそちらの仕事

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 半年ほど前にメーカー系販売店で走行約3万kmの中古車を購入したが、その車が走行中に止まった。

 販売店の説明では「ロッカーアームが折れているからエンジンをオーバーホールするか載せ換える必要がある」とのことだった。

 修理は保証対象だと思うが、保証継承の手続きをしているのに保証対象外でメーカー保証も受けらないと言われた。故障内容は理解出来るが納得出来ないという苦情。

 相談者はメーカー(お客様相談室)にも聞いたらしいが結論的には「販売店と話をするしかない」といわれたそうだ。

 相談者から聞いた苦情では納得出来ないのは至極もっともに聞こえる。しかし、なぜ折れたのかということと、折れてエンジン載せ替えの提案があったのなら相当傷んでいると思われるがそれは聞いても答えない。
 話したくないのはなにか隠しているか言いたくないかである。

 そこで販売店に連絡をする許可を得、問い合わせてみることにした。

 

 

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