整備士が知らない…かもしれない整備工場の苦情相談担当者の『ひ・と・り・ご・と』

整備士が整備工場で勉強しようと思っても出来ない整備に関わるユーザーからの苦情、整備工場からの相談を綴ります。法律的なところは専門家ではないので鵜呑みにせず参考程度に。古い話で記憶もあやふやですが自分の笑える失敗話や整備の話もほんの少し。依頼があれば事例内容を紹介する講習会もやります。実例を知ってトラブルを防止しましょう。

廃車は相続手続きの確定後

 「すでに亡くなっている人の車を廃棄してほしいという依頼がユーザーからあった」と事業者から相談があったがこの類の相談は比較的多い。

 普通乗用車の所有者・使用者ともに故人の名義で所有者が亡くなってから移転登録の手続き(出来ないが)もせず、故人の従兄弟の子が毎年の税金を支払い、検査の時は必要な書類を作成し、10年近く乗り続けてきたそうだ。

 それはそれで問題だがここを今、深く掘り下げても仕方がない。

 相談事業者の話では、その車が古くなり壊れて修理見積り代金が高額で乗り換えることになった。そこで廃車手続きを始めるため、印鑑証明を取得しようとしてつまづいたと。

 この先、様々な問題に直面する可能性もあるが、とりあえず、印鑑証明はどうやって手に入れたらいいかという内容なのだが…。

 

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