整備士が知らない…かもしれない整備工場の苦情相談担当者の『ひ・と・り・ご・と』

整備士が整備工場で勉強しようと思っても出来ない整備に関わるユーザーからの苦情、整備工場からの相談を綴ります。法律的なところは専門家ではないので鵜呑みにせず参考程度に。古い話で記憶もあやふやですが自分の笑える失敗話や整備の話もほんの少し。依頼があれば事例内容を紹介する講習会もやります。実例を知ってトラブルを防止しましょう。

友人から譲られた前歴不明車

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 友人から譲ってもらった車の定期点検を近隣のメーカー系販売店で受けてすぐ、出先でバッテリーがあがり、ロードサービスの利用を余儀なくされた。

 ロードサービスの人がその場で点検をした結果、オルタネーターの充電不良がわかり定期点検を行った販売店に苦情を言って車を搬入してもらった。

 そこで改めて点検してもらったところ「オルタネーターの充電不良よりはバッテリーが問題だ」とのアドバイスがあり、オルタネータの充電不良については車検時にリビルド品に交換してもらうことにして今回はバッテリだけを交換した。

 半年以上が経過し、車検を受けてオルタネータをリビルド品に交換してもらったが、そのすぐあと、高速道路上でエンジンの冷却水が洩れて、エンジンが停止した。

 この時も同じ販売店に修理を依頼したが、バッテリー、オルタネータ、水洩れと故障が続いたこともあって不安になり、「このまま乗り続けても大丈夫か」と聞いたところ、「冷却系統の錆が酷いので先のことはわからない」と言われた。

 車が古いこともあり、この言い方に不安を煽られたが思えばここまでの修理は何だったのかと思ってしまった。

 車がそんな不安な状態ならバッテリーも交換していなかったし、オルタネータも修理しなかった。車検時に乗り換えも考えた。

 この対応の杜撰さに苛立ちを覚え、車検にかかった費用と水洩れ修理及び交換したバッテリー、オルタネータの費用を返してもらいたいという苦情。

 

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