整備士が知らない…かもしれない整備工場の苦情相談担当者の『ひ・と・り・ご・と』

整備士が整備工場で勉強しようと思っても出来ない整備に関わるユーザーからの苦情、整備工場からの相談を綴ります。法律的なところは専門家ではないので鵜呑みにせず参考程度に。古い話で記憶もあやふやですが自分の笑える失敗話や整備の話もほんの少し。依頼があれば事例内容を紹介する講習会もやります。実例を知ってトラブルを防止しましょう。

確認出来るのに原因不明


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 メーカー系大手販売店から新車で購入し、初年度登録から14年が経過した車だが走行距離は10万Kmを超えたばかり。

 点検・車検は言うに及ばずオイル交換等軽微な作業も含め、メインテナンス一切を同販売店にお願いしてきたという一般ユーザーからの相談。


 症状は、ブレーキペダルを踏んでATのレンジをDまたはRにするとたまに車が動く、というもの。

 症状が出るのは朝一番の最初だけだが、本当にたまにしか症状は出ない。

 ただ、その状況は購入店も把握しており、確認もしている。

 しかし、修理を依頼しても「異常がない」と言われ、納車される。

 今までに様々な部品を交換しているが毎回同じ問答で異常はないと言われるが、購入した店に対する不満はない。

 ただ、何度も症状を確認してもらっているにもかかわらず、関係する部品も交換しているのに直らないのは不安だ。


 今まで乗り続けられているのはブレーキペダルを踏み直すとブレーキは効くようになり、始動時以外の普段の使用には何の問題もないというのがある。

 

 ところが先週、症状が出た時にいつもと同じように何度か踏みなおしたがブレーキが効かず、車は止まることなくそのまま壁にぶつかった。

 壁も車にも大きな損害はなかったがテレビなどでニュースになっている踏み間違いなどではない。

 

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