整備士が知らない…かもしれない整備工場の苦情相談担当者の『ひ・と・り・ご・と』

整備士が整備工場で勉強しようと思っても出来ない整備に関わるユーザーからの苦情、整備工場からの相談を綴ります。法律的なところは専門家ではないので鵜呑みにせず参考程度に。古い話で記憶もあやふやですが自分の笑える失敗話や整備の話もほんの少し。依頼があれば事例内容を紹介する講習会もやります。実例を知ってトラブルを防止しましょう。

部品未交換の疑義


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 20年以上前の輸入車だがデザインが好きで店頭に並んでいるのを見て衝動買いした。

 (しばらく自慢は続いたが割愛)

 

 輸入車は傷みが早い(確かに欧州車のゴム類の劣化は顕著)ので走行距離は鵜呑みにせず、年式で必要な交換部品をピックアップして全て交換してもらうことにした、と。

 

    購入した事業者が『構わない』というので部品は友人の勤める正規販売店から購入。

 購入した部品の交換を含め、車検に合わせた作業を購入した事業者にお願いした。 

 (交換部品は全て自分で指定したというからよほど欲しかったんだと思う)

 

 納車から1年ほどが過ぎた頃、ガソリンスタンドでオイルの量や汚れをチェックしてもらっているときに「ポンプから水漏れした跡があります」と言われ、不思議に思った(交換しているから)もののそのまま忘れて特に異常もなく乗り続けていた。

 

 購入後、二回目の車検が近づいてきたので部品を手配してくれた友人が勤める正規代理店で「車検をしてもらえるか?」と確認したら「構わない」といってくれたのでお願いすることにした。

 並行輸入車や正規代理店以外での購入車両の入庫は不可という販売店が多かった)

 

 しかし、正規代理店は総体的に工賃が高価なのでとりあえず概算見積りをお願いした。

 見積書はすぐに出来上がり、見せてもらったところ、『ウォーターポンプ』の文字を見つけた。交換する理由は漏れだという。

 

 2年前に交換しているのでそんなに早く壊れるものか?と不思議に思ったのと同時に、1年前にガソリンスタンドで言われたことを思い出した。

 

 友人に、「他に交換したほうがいいような部品はないか?」と重ねて聞いたところ、「ポンプを変えるならウォーターホースもだいぶ膨らんでいるので交換したほうがいいかも」ということだった。

 

 ウォーターホースも2年前、この友人に手配してもらって交換済みのはずだ。

 それを伝えると「あぁ確かに」と友人も覚えていた。

 

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