整備士が知らない…かもしれない整備工場の苦情相談担当者の『ひ・と・り・ご・と』

整備士が整備工場で勉強しようと思っても出来ない整備に関わるユーザーからの苦情、整備工場からの相談を綴ります。法律的なところは専門家ではないので鵜呑みにせず参考程度に。古い話で記憶もあやふやですが自分の笑える失敗話や整備の話もほんの少し。依頼があれば事例内容を紹介する講習会もやります。実例を知ってトラブルを防止しましょう。

手元にない車を廃車にしたい


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 一般ユーザーからの相談。

 「30年以上前に『名義変更は自分でする』と友人にいわれて軽自動車を譲り渡したが、この車の名義変更が行われていなかった。そのことについて相談したい」という問い合わせ。

 

 相談者の話しでは、遅めの連休で実家に帰省した際、居間のテーブルに封が開いた軽自動車の『納税通知書』が2通あるのを目にしたという。

 しかし、実家には乗用車2台と軽トラックが1台あるものの他に車(軽自動車)はない。

 

 それを不思議に思い、2通の封書の中をみたところ紛れもなく『納税通知書』が入っていた。

 1台は軽トラックだがもう一台がわからない。

 

 帰ってきた母親に「軽自動車を買ったのか?」と聞いたところ、驚いたことに私(相談者)の車の分だと言われた。

 

 過去に何台か軽自動車を乗り継いできたが手続きは全て近所の整備工場にお願いしている。そこでその事業者に聞いてみたところ、1台の車に行きついた。

 それが冒頭で説明した車だ。

 

 母親は、普段家にいない私がその車をずっと使っているものと思っていたらしく、私は私で税金を払い続けていたことを知らず、また『名義は変わっているもの』と思っていたので気づきもしなかった。

 

 年式的には廃車になっていると思うが名義が変わっていないのでこのままだと税金を払い続けなければならなくなる。

 

 譲った友人とは連絡を取る術がない。

 そんな、乗ってもいない車、存在そのものが不明な車を廃車・廃棄したいのだが車はもちろん、ナンバープレートも車検証もない。

 自分のミスには違いないが、廃車が出来なくても税金だけでも止めたい。

 何か方法があれば教えてもらいたいという内容。

 

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