インターネットでの購入トラブルは部品・用品に限らず、車も増加している。
私には、車をインターネットで現物も見ずに購入するという、その感覚がわからない。
『時代の流れ』という一言では片づけられず、トラブルは今後も増加すると思う。
ネットオークションで中古の軽自動車を即決で落札したというユーザー。
その軽自動車が納車されてすぐ、走行中に充電警告ランプが点いてエンジンが止まったらしい。
原因はVベルトの断裂でエンジンルーム内はベルトの千切れカスでとんでもない状態だったと。
だから、納車直後なのに嫌気がさしてしまい、「車を返品してお金を返してもらいたい。なんとかならないか?」という相談。
ネットオークションのトラブルは『時代だ』と一言で片付けられないほど増えた。
ただ、同じような相談が目立つ。これもそんな一つ。
落札した車は、驚くなかれ、平成13年式なのに走行は5万km。
自動車関係に携わっていれば、私でなくともこの時点で落札するのを控える。
ネットオークションは素人といわゆるプロが同じ土俵に上がるので、素人が入札する場合、『ある程度の専門知識を必要とする物』を落札するときには慎重を期した方がいい。自動車はその最たるもの。
最低の基本ラインは現車確認。出来たら試乗もしたい。
この車の場合、届け出てから18年か19年が経過しており、仮に18年としても、月数にすれば216ヶ月。
だから、走行距離5万kmを単純に月数で割れば、1ヶ月230km少々の走行ということになる。
だから、落札は控える。
掲載して1ヶ月が過ぎたので続きは以下に移動しました。