整備士が知らない…かもしれない整備工場の苦情相談担当者の『ひ・と・り・ご・と』

整備士が整備工場で勉強しようと思っても出来ない整備に関わるユーザーからの苦情、整備工場からの相談を綴ります。法律的なところは専門家ではないので鵜呑みにせず参考程度に。古い話で記憶もあやふやですが自分の笑える失敗話や整備の話もほんの少し。依頼があれば事例内容を紹介する講習会もやります。実例を知ってトラブルを防止しましょう。

購入後の保証はいつまで

 

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 ユーザーからの相談で、「先月、中古車販売店で6年落ちの車検整備付き軽自動車(走行9万km)を購入したが購入して1ヶ月が過ぎた頃、走行中に、メーター内のオイル警告灯が点灯した」という相談があった。

 

 余りにも唐突だったので少々パニックになり、近くの系列販売店に飛び込んで調べて貰った。

 すると原因はすぐにわかり、「オイルが少なくて(ゲージにもつかなかったとか)警告ランプが点いたようだ」と教えてもらった。

 メーカー指定のオイルを補充してもらうとランプは消えたが、「そのまま乗って帰っても大丈夫か?」聞いたところ、「エンジン内部の汚れが顕著だから、中古車で購入したのなら白煙が少し見えるのでオイルの消費があるようだから一度調べたほうがいい」というアドバイスをもらった。

 

 購入した中古車店にこの顛末を伝え、「納車前にキチンとチェックしてくれていると思うが?」と聞いたところ、「オイルが少し少なかったのかもしれない」と言われ、おもむろにフードを開けてエンジンオイル量をチェックし、「確認したがもう大丈夫。このまま乗っていても何ら問題ない」と言われて安心した。

 

 ところがそれから2ヶ月が過ぎた頃、再びオイル警告灯が点灯した。

 

 購入した中古車店に言おうかと思ったが、少し遠いが以前にオイルを足してくれた系列販売店に持って行くことにした。

 電話をすると丁寧に時間を指定して持ってくるよう段取りをしてくれた。

 

 指定時間に到着し、改めて車を見てもらうと、担当してくれた整備士から「あれから(オイルを足してから)オイルを抜いたということはないですか?」と聞かれた。

 

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