整備士が知らない…かもしれない整備工場の苦情相談担当者の『ひ・と・り・ご・と』

整備士が整備工場で勉強しようと思っても出来ない整備に関わるユーザーからの苦情、整備工場からの相談を綴ります。法律的なところは専門家ではないので鵜呑みにせず参考程度に。古い話で記憶もあやふやですが自分の笑える失敗話や整備の話もほんの少し。依頼があれば事例内容を紹介する講習会もやります。実例を知ってトラブルを防止しましょう。

入庫からボタンの掛け違い

 

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    女性ユーザーから「軽自動車の車検で事業者に不信感があり、話を聞いてほしい」という相談があった。

 

    車検の見積りを事業者にお願いしたところ、5年目(2回目)で走行距離も少ない(4万km)から追加費用もあまりかからないだろうと6万円ほどが提示され、作業の概略説明を受けた。

 

    予約した日に事業者を訪れ、1時間ほどで終了すると言われたのでそのまま車を預け、買い物に出掛けた。

    約30分後、買い物中に事業者より、「追加作業で金額が上がる」との連絡があったが、はたしてその金額は概算見積り額のほぼ倍額だった。

 

    事業者に、何がそんなに上がるのか聞いたところ、タイヤが磨耗限度を超え、バッテリーも要交換だという。

    それにしても概算見積りの倍額とは、概算の意味がない。事業者に説明を求めたが曖昧な返事しかせず、このあたりから事業者に不信感を持った。

 

    見積り金額しか準備していなかったのでそれを支払い、車検を通してもらうことにして友人に送ってもらって一旦帰宅。

 後刻、自宅へ納車してもらうことになった。

 

    車はその日の19時頃納車されたが、すでにあたりは暗く、車検内容についての説明もおざなりで支払いについては後日お願いしたいというとお礼も言わずに帰っていった。

 

    翌日、車を確認すると車内の清掃が行われておらず、車検証もなかった。

    車検証がないのに走行していいものか不安になり、事業者に苦情を入れようと思ったが、それを友人に相談したところ、そちら(当方)に聞いてみたら?と言われて電話させてもらった。

 事業者にはまだ連絡していない。相談に乗ってほしい、という問合わせ。

    

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