整備士が知らない…かもしれない整備工場の苦情相談担当者の『ひ・と・り・ご・と』

整備士が整備工場で勉強しようと思っても出来ない整備に関わるユーザーからの苦情、整備工場からの相談を綴ります。法律的なところは専門家ではないので鵜呑みにせず参考程度に。古い話で記憶もあやふやですが自分の笑える失敗話や整備の話もほんの少し。依頼があれば事例内容を紹介する講習会もやります。実例を知ってトラブルを防止しましょう。

修理しない見積り料

 


f:id:carrot_leaf:20210225185145j:image

 

 一般ユーザーからの相談で、相手の過失100%(停車中で人損被害はなし)の事故に遭い、その修理で鈑金事業者と揉めているという連絡があった。

 事業者とよくある『見積り』でのトラブル。

 

 事故後、加害者の保険会社から「弊社指定の提携鈑金事業者で修理をしてはどうか」という提案があり、断る理由もなかったことからその事業者に車を搬入してもらったそうで、とりあえず概算見積りを依頼したという。

 数日経ってその鈑金事業者から「約86万円」との連絡があった。

 

 ところが車両評価額(50万円)を超えているからといって保険会社はこの見積り金額(50万円)での全損扱いとし、それを支払うと言ってきた。

 (話がスムーズなのは当方がまとめているから)

  

 修理をするなら足らずの36万円は、被害者である私(相談者)が自分で負担しないといけないらしい。

 停車中の『もらい事故』で全損被害に遭った私がなぜこの足らず分の金額を支払って修理しなければならないのか、憤りと同時に疑問が湧いてきた。

 

 そこで鈑金事業者に「他の鈑金事業者にも見積りをしてもらい、安価な方セカンドオピニオン的な提案)で修理したいと思う」と申し出たところ、「それなら弊社が行った見積りについて、その費用8万6千円(修理代金の10%)を支払ってほしい。支払わないと車は渡せない」と言ってきた。

 (同じような相談は何度か書いてきた)

 

 公開日を1~3日程度に短縮しています。
    この続きに興味のある方は以下にてご購読をお願いいたします。

 

note.com