整備士が知らない…かもしれない整備工場の苦情相談担当者の『ひ・と・り・ご・と』

整備士が整備工場で勉強しようと思っても出来ない整備に関わるユーザーからの苦情、整備工場からの相談を綴ります。法律的なところは専門家ではないので鵜呑みにせず参考程度に。古い話で記憶もあやふやですが自分の笑える失敗話や整備の話もほんの少し。依頼があれば事例内容を紹介する講習会もやります。実例を知ってトラブルを防止しましょう。

推奨交換時期より早く交換

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 新車で購入し走行距離約2万5千kmのときに初回の車検を行った。

 車はマニュアル・トランスミッション(MT)車でこの時にMTオイルを交換した。

 

 それから1万8千kmほど走行した今、MTオイルの警告ランプが点灯した。

 販売店にオイル交換は車検時にしたはずなのにランプが点いたと伝えると「交換時期だ」と言われ、MTオイルを交換してもらった。

 

 このMTオイルの交換に要した費用は1万6千円で、少々高く感じ(エンジンオイルならせいぜい1万円程度)、帰って車検のときに支払った費用を確認してみた。

 

 すると税金、保険、点検・作業費用を一緒に支払ったものだから気づかなかったが、同じ1万6千円が請求されていた。

 今回、警告ランプは点灯したが、交換サイクルが早い(というか2万km毎に1万6千円もかかるとは思っていなかったそうだ)と思い、オーナーズアニュアルを見たところ、MTオイルの推奨交換距離は4万kmとなっていた。

 

 警告ランプの点灯が早いことから正直に、販売店に「車検時の交換も早かったのではないか」と言うと「今回の点灯は、車検時にリセットをし忘れていたかも知れない」と中途半端に非を認めた。

 

 しかし、本来なら今(4万3千km程度)交換してもいいくらいだ。

 

 そこで今回のオイル交換費用をサービスしてほしいと伝えたところ「オーナーズマニュアルには4万km毎の交換と書かれているが弊社では2万km毎での交換を推奨している」と後出しの言い訳をした。

 

 販売店の説明はわかるが、メーカーの推奨距離を半分にし、客にそのことを言わずに交換を勧めてくるのは問題ないか?という苦情。

 

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