整備士が知らない…かもしれない整備工場の苦情相談担当者の『ひ・と・り・ご・と』

整備士が整備工場で勉強しようと思っても出来ない整備に関わるユーザーからの苦情、整備工場からの相談を綴ります。法律的なところは専門家ではないので鵜呑みにせず参考程度に。古い話で記憶もあやふやですが自分の笑える失敗話や整備の話もほんの少し。依頼があれば事例内容を紹介する講習会もやります。実例を知ってトラブルを防止しましょう。

バッテリー交換で不当請求

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 以前からバッテリーが弱っていることはわかっていたがついに夜間の出先でエンジンがかからなくなってしまった。

 出先だが出張でバッテリーを交換してもらおうとネット検索し、『24時間対応、3千円~』と書かれていたホームページを見つけ、その事業者に電話した。

 すると「バッテリーサイズから、交換するなら出張費込みで2万8千円ほどと夜間割増しが必要になる」と言われた。それでも比較的『良心的』だと思えたので了承し、出張作業を依頼した。

 しはらくしてその事業者がやって来て、「バッテリーの現在の状況をチェックするがテスターは別料金になる」と言われた。

 断ってバッテリーを交換してもらってもよかったが無理を言ってきてもらっている手前もあり、了承した。

 テスターが表示した数値を見せられていろいろ説明されたが、正直、全く意味がわからず、「一度、ジャンプスタートを試してもいいか?」と聞かれたが、それも点検の1つかと思い、とにかく早くバッテリーを交換してもらいたかったこともあり、了承した。

 ジャンプスタートでエンジンはかかった。しかし、それで乗って帰るのは不安。最初からバッテリー交換を依頼していることもあり、ここで急かしてやっとバッテリーを交換してもらった。

 この後、エンジンは難なく始動し乗って帰れることになったが同時に料金の請求があった。その請求額は2万3千円ではなく、7万円を超えていた。

 

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