整備士が知らない…かもしれない整備工場の苦情相談担当者の『ひ・と・り・ご・と』

整備士が整備工場で勉強しようと思っても出来ない整備に関わるユーザーからの苦情、整備工場からの相談を綴ります。法律的なところは専門家ではないので鵜呑みにせず参考程度に。古い話で記憶もあやふやですが自分の笑える失敗話や整備の話もほんの少し。依頼があれば事例内容を紹介する講習会もやります。実例を知ってトラブルを防止しましょう。

全損事故の車両引取

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    同じような相談は多い。特に年配の経営者に多い。

 事故で入庫し、廃車・廃棄するクルマは譲り受けられるもの、だと思い込んでいる人。

 

    当社の顧客が事故をし、見積もりを出したところ損害額が車両評価額と同程度になった。

    ユーザーは10日以上悩み、その間、当社の代車に乗っていたのだが、保険会社と話し合った結果、「全損」と判断し、その連絡が当社にあった。

 

    その際、『見積もり料』『工場代車費用』『車両預かり料』を保険会社に請求しようとしたところ、「それはユーザーに請求して」といわれた。

 しかし、自社ユーザーには請求しにくい。

 

    そこで廃車にする車をユーザーの了解を得て修理して販売することにしたが、保険会社がこのクルマを引きあげる、という。

 

    これでは当社は骨折り損であり、先の『見積もり料』『工場代車費用』『車両預かり料』も含め、何一つ利益をあげるところがなく、ただ働きさせられただけになる。

 

    今までは全損になった車を廃車(廃棄)にするときは整備工場に処分を依頼していたはず。 (いつの話だ?)

 

 この保険会社の言い分がどうしても納得出来ない。

 保険会社のこの対応は正しいのか。また、正しいのだとしたらいつからこのようになったのか教えてほしい。

 

 

公開して1ヶ月以上経過したので続きは以下に移動しました

    https://note.com/carrot3/n/n869b41bfbe74