整備士が知らない…かもしれない整備工場の苦情相談担当者の『ひ・と・り・ご・と』

整備士が整備工場で勉強しようと思っても出来ない整備に関わるユーザーからの苦情、整備工場からの相談を綴ります。法律的なところは専門家ではないので鵜呑みにせず参考程度に。古い話で記憶もあやふやですが自分の笑える失敗話や整備の話もほんの少し。依頼があれば事例内容を紹介する講習会もやります。実例を知ってトラブルを防止しましょう。

見積もりに料金が発生した


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    ”たかが見積り“に料金が発生したという苦情は引きも切らないが、この“たかが“というユーザー側の認識はそもそも間違っていると、私は思う。

 

    事業者側は、たいてい見積もりをするときに様々な説明をしている。

    ただ、肝心な説明をし忘れていることも多い。

    その肝心なこととは『修理しなかった場合』や『自社で買い換えない場合』には『見積り料金をいただきます』というフレーズで、他に廃車まで示談交渉が長引いたときの『車両預り料』や『工場代車費用』だが、こういった料金は保険会社もみてくれない。

    必要なら、依頼者に請求するもの。

    当然、事前に説明が必要。

 

    「時間がかかるのだから、修理も乗り換えもしないのなら費用がかかるのは当たり前だろう!」なんていうのは通用しない。

 

    同時に、ユーザー側もその肝心なことを聞き漏らしていることがある。

    あるいは都合よく忘れている、または本当に事業者から聞いていない。

 

    事業者は、説明した!

    ユーザーは、聞いていない!

となると、当事者同士にしかわからない真逆の水掛け論なので、当方は話も聞けない。

   

    ちなみにこの類似トラブルは二輪取扱店に多い。


    5月12日、250ccのバイクが故障し、修理の見積もりをお願いした。
    バイクはこの店で10年前に購入したもので今までこの店で何台もバイクを購入しており、店との付き合いはかなり古い。

 

 

 掲載して1ヶ月以上が経過したので続きは以下に移動しました。 

https://note.com/carrot3/n/nc93329bc5578