整備士が知らない…かもしれない整備工場の苦情相談担当者の『ひ・と・り・ご・と』

整備士が整備工場で勉強しようと思っても出来ない整備に関わるユーザーからの苦情、整備工場からの相談を綴ります。法律的なところは専門家ではないので鵜呑みにせず参考程度に。古い話で記憶もあやふやですが自分の笑える失敗話や整備の話もほんの少し。依頼があれば事例内容を紹介する講習会もやります。実例を知ってトラブルを防止しましょう。

本当の問題はなに?

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 40年前のかなり古い軽自動車(車種年式の詳細は伏せる)で毎回車検は同じ整備事業者で受け、修理もその事業者にお願いしてきた、というユーザー。

 修理には部品待ちの期間がいつも結構長く、今回の修理には約10ヶ月を要した。

 今回は、修理中に車検が切れたのでそのまま車検もお願いした、という。

  

 車が出来上がったという連絡があり受取りに行った。

 費用は全て込みで95,000円。

 ところが車を受け取ってエンジンを掛けたら、預けた時にはしていなかった異音がするようになっていた。

 その音のことを尋ねると「この音は最初からしていた」といわれた。

 10ヶ月も前のことだとはいえ、こんな音は出ていなかった。

 それなのに「音が出ていてもスピードを出さずに乗れば問題ない」と言われた。

 何度も言うが、元々預けた時にしていなかった音だ。

 だから苦情を言って、そのまま車を預けて帰った。

 

 ところがこのあと突然、事業者側の弁護士から「これ以上車は預かれないので持ち帰ってください」という電話があった。

 私(ユーザー)にすれば意味がわからない。

 この車は、25,000km時にこの事業者でエンジンをオーバーホールしてもらったことがある。その時に担当した整備士が「これは違法だが・・・」と言ってオーバーサイズのピストンを入れ、作業をしたのを覚えている。

 だとすれば、この事業場は私の車を不正改造した事業者となる。

 そんな事業者が整備工場を運営していいのか。

 

 苦情のポイントがどこにあるのかよくわからない。

 

 

 

掲載して1ヶ月が経過したので続きは以下に移動しました。

https://note.com/carrot3/n/n1efeb3057c61