整備士が知らない…かもしれない整備工場の苦情相談担当者の『ひ・と・り・ご・と』

整備士が整備工場で勉強しようと思っても出来ない整備に関わるユーザーからの苦情、整備工場からの相談を綴ります。法律的なところは専門家ではないので鵜呑みにせず参考程度に。古い話で記憶もあやふやですが自分の笑える失敗話や整備の話もほんの少し。依頼があれば事例内容を紹介する講習会もやります。実例を知ってトラブルを防止しましょう。

不用意な発言が元凶に

 
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 自分は正しい!だから同意してくれる人を探す。

 そんな人の話でもキチンと聞いて整合性が認められれば、極力否定はしない。

 しかし、安易な同意は絶対にしない。

 

 

    10年前に新車で購入した車の車検をいわゆる『立ち合い』で行った。

 車検時の走行距離は約142,500kmで現在は約146,000kmだが、車検後、3,500kmほどの走行でタイロッドエンドのボール部分が脱落(相談者が言ったのではなく、話の内容から当方がまとめた)して走行できなくなった。

 

 車検を行って約3ヶ月。車検を行った事業者のチェックミスを疑い、電話で苦情を訴えたところ「車検のチェックではガタもなく、作動状況にも問題なかった」と言って取り合ってくれなかった。

 

 しかし、どうしても納得できなかったことから、この車を販売している大手販売会社に電話をし、状況を説明したところ「車検後走行3,500kmで壊れるようなものではない」という回答を得、この大手販売会社に引き取りと修理をお願いした。

 

 車検を行った事業者が異常を見逃して発生したトラブルに疑いはない。

 

 それなのに「車検時に立ち合ってもらい、点検は説明しながら進めた。ボールジョイントのガタがないことも説明したし、その部分は作業を行っていない。車検作業とも無関係であり保証対象外だ」という。

 しかし、大手販売会社は車検後3,500kmで壊れるようなものではないと。

 二社の言い分が真反対なので素人の私としては判断がつかず、どちらが正しいのかそちら(当方)でも判断しもらいたい。

 大手販売店の言うことが正しいのであれば、修理代は裁判をしてでも車検をした整備事業者に支払わせたい、という苦情。

 

 

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