整備士が知らない…かもしれない整備工場の苦情相談担当者の『ひ・と・り・ご・と』

整備士が整備工場で勉強しようと思っても出来ない整備に関わるユーザーからの苦情、整備工場からの相談を綴ります。法律的なところは専門家ではないので鵜呑みにせず参考程度に。古い話で記憶もあやふやですが自分の笑える失敗話や整備の話もほんの少し。依頼があれば事例内容を紹介する講習会もやります。実例を知ってトラブルを防止しましょう。

話を盛れば悪い人にならない


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 整備事業者から『車検受け渡し』で中古軽トラックを購入したというユーザーから「購入後数ヶ月して農道を走行中、ブレーキが効かなくなって土手にぶつかった(人損被害はない)」という苦情があった。

 

 購入した事業者にすぐに来るよう連絡をしたがいくら待っても来なかったので仕方なくロードサービスを呼び、他社に入庫して確認してもらったところ、原因はブレーキドラム内部の部品が外れていた、ということだった。

 

 (走行中にドラム内部で何かが外れたとして、ブレーキが効かなくなるか?)←これは当方の心の声

 

 購入時の契約は整備保証が6ヶ月又は走行10000キロ。購入して数ヶ月しか経っていない。

 修理代金は支払ったが、修理してくれた事業者から「それなら購入した事業者に相談してみたら?」とのアドバイスがあったので購入事業者に連絡を入れてみた。

 事情を説明して修理代金の支払いを求めたところ『保証期間内でも他社で修理したものは保証対象外』と言われた。

  

 相談者は、「壊れたときにすぐに来るよう言ったがすぐに来なかったので仕方なく他社に依頼したものだし、他社で修理した代金についての支払いは行わないというような条件は聞いていない。なにより、保証についてはいずれの条件もクリアしているので購入時の書面での約束が何一つ守られないのは納得が出来ない」と。

 

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