整備士が知らない…かもしれない整備工場の苦情相談担当者の『ひ・と・り・ご・と』

整備士が整備工場で勉強しようと思っても出来ない整備に関わるユーザーからの苦情、整備工場からの相談を綴ります。法律的なところは専門家ではないので鵜呑みにせず参考程度に。古い話で記憶もあやふやですが自分の笑える失敗話や整備の話もほんの少し。依頼があれば事例内容を紹介する講習会もやります。実例を知ってトラブルを防止しましょう。

記録簿に残る数値


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 先日、急ブレーキを踏んだ時にブレーキが効きが悪くなり、危うく事故になりかけた、というユーザーからの苦情。

 

 整備事業者に点検してもらったら、ブレーキ・パッドの残量がないと言われ、フロントディスクパッドを交換したが、1年前の車検時にブレーキパッドのことで交換等の提案はなかったように思う。それを不自然に思い、点検記録簿を見てみるとフロントディスクパッドの残量は6mmと記録されたいた。

 

 点検記録簿は車検証と一緒にいつも受け取っているが、事業者を信用しており、ほとんど見たことがなかった。

 しかし、1年そこそこで6mmの残量が0になるものだろうか?

 引きずりでもあったのか?とあれこれ考え、確認のためにその前の車検時(3年前)の記録簿(グローブボックスに入れてある)も確認したところ。そこには『5mm』と記載されていた。

 

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