整備士が知らない…かもしれない整備工場の苦情相談担当者の『ひ・と・り・ご・と』

整備士が整備工場で勉強しようと思っても出来ない整備に関わるユーザーからの苦情、整備工場からの相談を綴ります。法律的なところは専門家ではないので鵜呑みにせず参考程度に。古い話で記憶もあやふやですが自分の笑える失敗話や整備の話もほんの少し。依頼があれば事例内容を紹介する講習会もやります。実例を知ってトラブルを防止しましょう。

水漏れの修理に出して水漏れ

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 買い物が済み、駐車場に停めた車に戻ってきたらアンダーカバーからオイルが滴り落ちたのが見えた。覗き込んでみるとオイルではなく、クーラントだった。

 

    大した量ではないが近くの整備事業者に持ち込んで状況を伝えたところ、漏れはラジエターホースからだとわかり、冷却水の減りはほとんどないということだった。

 もちろん、警告ランプの点灯もなかった。

 

 この事業者に『修理見積り』を依頼して待っていたら、ほどなく「アッパー(ラジエター)ホース下側からの漏れだが、ロアホースも一緒に交換したほうがいい」と勧められ、クーラントの交換等を含めて3万円程の見積もりの提示があった。 

    説明もきちんと行われ、金額も妥当だと思ったので了承して車を預けて帰った。

 

 次の日、「修理が出来たから引き取りに来てほしい」と連絡があったので伺ったところ、到着してから「ラジエターが壊れた」と言われた。

 

 事業者の説明では「漏れることでバランスが取れていた冷却系統の圧力がラジエターホースの交換で正常となりラジエターがその圧に耐えられなくなって漏れ始めた」とのことだった。

 

 言っていることはなんとなく理解できるが水漏れの修理をしてもらったのに水漏れの故障? 

 しかも、ラジエターを修理したらそれに伴い、冷却系統の他の部分から水漏れが発生し、次々壊れる恐れがあるともいわれた。

 

 車は今まで故障せずに乗ってきて愛着もある。 

 決まった事業場こそないが、今回、たまたま持ち込んだ整備事業者でこのようなことが発生することには違和感がある、というのが苦情の概要。

  

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