整備士が知らない…かもしれない整備工場の苦情相談担当者の『ひ・と・り・ご・と』

整備士が整備工場で勉強しようと思っても出来ない整備に関わるユーザーからの苦情、整備工場からの相談を綴ります。法律的なところは専門家ではないので鵜呑みにせず参考程度に。古い話で記憶もあやふやですが自分の笑える失敗話や整備の話もほんの少し。依頼があれば事例内容を紹介する講習会もやります。実例を知ってトラブルを防止しましょう。

特殊な車は転売も難しい


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 預かっている特殊車両のことで話を聞いてほしいという事業者からの相談。

 2年ほど前、近所に住む懇意のユーザーから「登録は自分でするので予備検査だけお願いしたい」との依頼があった。


    車は中古車販売店から購入した特殊なものなので費用は全て先払いという条件で依頼を受けた。(中古車販売店と相談事業者に接点はない)

 

    事業用としても使うことが出来る車だが、持ち込んだ時に検査官から「この車の場合は事業用登録出来ない(詳細割愛)」というアドバイスがあったがユーザーから特に事業用で登録するという話も聞いていなかったので確認もせず(問題はこの辺りにありそう)予備検査を通して検査場をあとにした。

 

    予備検査が終了し、登録の準備に入ろうとした際、依頼者に検査官から言われたことを伝えると「そんな大事なことは検査を受ける前に言え」と怒られた。

 それから2年、弊社敷地内に放置されたままで弊社からの電話(携帯・固定とも)にも出なくなり、現在に至っている。

 

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