整備士が知らない…かもしれない整備工場の苦情相談担当者の『ひ・と・り・ご・と』

整備士が整備工場で勉強しようと思っても出来ない整備に関わるユーザーからの苦情、整備工場からの相談を綴ります。法律的なところは専門家ではないので鵜呑みにせず参考程度に。古い話で記憶もあやふやですが自分の笑える失敗話や整備の話もほんの少し。依頼があれば事例内容を紹介する講習会もやります。実例を知ってトラブルを防止しましょう。

買い取り依頼車両の査定料


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 「買取りを依頼された車の査定料とはいくらくらいのものか?」という問い合わせが整備事業者からあった。

 

 質問の意図が見えないが金銭の問題なら聞かないと前置きしてから話を聞く。

 相談事業者は車検等整備作業はもちろん、車両販売も行っている関係で下取り・買取りも行っており今回は、自社ユーザーから『買取り』を打診された。

 

 車は並行輸入車で年数も経っており、国産のように万人受けする車ではないことから 自社で買い取るにはリスクが大きい。

 オークションに出しても希望金額は出そうにないので取引のある中古車販売店に何軒か打診してみたが、どの販売店も弊社と同じで殆ど差はなかった。しかし、一軒だけ「車を見て金額を付けたい」と言ってくれた。

 

 ユーザーにその旨伝え、直接持ち込んでもらったが希望額に届かず、ユーザーは車を持ち帰って来た。

 話はここで終わったと思っていたが後日、この中古車販売店から弊社に『査定見積り料』の請求書が届いた。

 

 弊社は先にも伝えたが数軒の中古車販売店と取引がある。

 この販売店はその中で最も取引額は少ないが今までこのような料金を請求されたことがない。それは他社も同じだ。

 

 この店のオーナーは若いが礼儀正しく愛想もいい。下取り車を売っても支払いはきちんとしている。弊社にすればこの請求は意外に思えたので訊ねてみた。

 すると「(専門家)契約したので支払いがない場合はそちらから話をしてもらう」と言われて、その後、実際に専門家を名乗る人から電話があって驚いた。

 登録費用より安いので大きな金額ではないが支払わなければならないものなのかどうかが知りたい、という内容。

 

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