整備士が知らない…かもしれない整備工場の苦情相談担当者の『ひ・と・り・ご・と』

整備士が整備工場で勉強しようと思っても出来ない整備に関わるユーザーからの苦情、整備工場からの相談を綴ります。法律的なところは専門家ではないので鵜呑みにせず参考程度に。古い話で記憶もあやふやですが自分の笑える失敗話や整備の話もほんの少し。依頼があれば事例内容を紹介する講習会もやります。実例を知ってトラブルを防止しましょう。

車検で点検料を請求された


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 数年前に自社で販売した中古車の車検を依頼されたという事業者からの相談。

 

 検査後、納車時に前受け金を除く残金全額を受け取ったが、しばらくして「車検費用が二重請求されている」という苦情を受けたという。

 

 ユーザーは『車検=点検+代行費用+自賠責保険+重量税(のセット)』だと思っていたそうで、車検費用に別途24ヶ月点検費用を請求するのは二重請求だと。

 

 事業者は、車検を依頼されたら受注契約書を作成しサインをもらった上で口頭説明を行ったといい、契約書を概算見積書とともに渡してから作業を実施したそうだ。

 

 ところがユーザーは『二重請求』されたとあちこちに相談し、言い回っており、その中の『ある団体』が「それはおかしい」といったことからユーザーが弊社の説明を聞こうとせず頑なに点検料の返金を訴えてきている。

 

 そちら(当方)から車検時に24ヶ月点検は実施しなければならないものだということを説明してもらえないか、と依頼された。

 

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