整備士が知らない…かもしれない整備工場の苦情相談担当者の『ひ・と・り・ご・と』

整備士が整備工場で勉強しようと思っても出来ない整備に関わるユーザーからの苦情、整備工場からの相談を綴ります。法律的なところは専門家ではないので鵜呑みにせず参考程度に。古い話で記憶もあやふやですが自分の笑える失敗話や整備の話もほんの少し。依頼があれば事例内容を紹介する講習会もやります。実例を知ってトラブルを防止しましょう。

瑕疵担保責任を問われたら


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 ユーザーに乞われ、2年6ヶ月落ち、走行4万kmの中古輸入車を整備保証(点検込み)付きで販売した。

 車は正規代理店からの仕入れだが、弊社と正規代理店とは直接取引がないことから弊社の取引先である中古車販売店(整備事業者でもある)を介して入れてもらった。

 もちろん、点検は正規販売店が実施している。

 

 その車を登録して2ヶ月(要は新車から2年8ヶ月)、購入後走行約2800kmでボールジョイントが脱落した。

 

 ユーザーは怒っているわけではないが、中古車とはいえ初めての車検も受けていないことから弊社に無償対応を訴えてきた。

 ユーザーの気持ちはわかるのでこれを中古車店に伝えると「保証で対応してもらえるだろう」とその場から正規代理店に苦情を伝えてくれた。

 

 ところが正規代理店の担当者は「そんなトラブルは聞いたことがなく、過去に例がないので保証対象外だ」と言ったそうだ。

 いくら何でもおかしいと思う。

 このやり取りはまだユーザーに伝えていないがそのまま伝えるとユーザーも怒ってしまうのではないかと思う。

 そこで中古車の点検整備付き整備保証について聞きたい、という事業者からの相談。

 

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