整備士が知らない…かもしれない整備工場の苦情相談担当者の『ひ・と・り・ご・と』

整備士が整備工場で勉強しようと思っても出来ない整備に関わるユーザーからの苦情、整備工場からの相談を綴ります。法律的なところは専門家ではないので鵜呑みにせず参考程度に。古い話で記憶もあやふやですが自分の笑える失敗話や整備の話もほんの少し。依頼があれば事例内容を紹介する講習会もやります。実例を知ってトラブルを防止しましょう。

代車での注意パターンのひとつ


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 懇意と言うほどではないが、車検だけは弊社に依頼してくれるユーザーと車検時の代車のことでトラブルになりかけているという事業者からの相談。


 ユーザー宅には普通車と軽乗用車の他2台の軽トラックがあり、このあたりでは1世帯4台はごく普通の保有。だから車検時に代車を貸して欲しいと言われたことはない。


 今回は車検満了日の翌日に人を送迎をしなければならず、普通車はご主人が長距離通勤に使っており、軽トラックでは全員を乗せることが出来ないからといって『代車貸し出し』を依頼してきた次第。
 しかし、代車は生憎出払っていてなかった。


 その話を横で聞いていた家内(相談事業者の奥さん)が「一日、二日のことだから」と言って自分が使っているプライベート車両を貸し出した。


 元々全く知らない人でもなく、車検だけとはいえ4台とも全て弊社に依頼してくれるいいユーザーで今回は、たまたま車検のことを失念していただけ。
 郡部にある事業者では交通の不便さからこういった私物を代車に使うことは時々ある。 (だからトラブルも多い)


 当然、事業者サイドは貸し出す際に必要なものを車から下ろし、保険等を確認して貸し出したのだが、この車で迎えに行った人と一緒に来た子どもに極度の動物アレルギーの子がいたらしい。

 

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