整備士が知らない…かもしれない整備工場の苦情相談担当者の『ひ・と・り・ご・と』

整備士が整備工場で勉強しようと思っても出来ない整備に関わるユーザーからの苦情、整備工場からの相談を綴ります。法律的なところは専門家ではないので鵜呑みにせず参考程度に。古い話で記憶もあやふやですが自分の笑える失敗話や整備の話もほんの少し。依頼があれば事例内容を紹介する講習会もやります。実例を知ってトラブルを防止しましょう。

ブームに乗った高級車の故障

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 オールペイントを依頼した整備事業者とトラブルになりかけているので仲介してほしいという、ユーザーからの相談。

 

 仲介はしない。

 双方の話を聞いて話し合いで解決してもらえる手助けなら出来るかもしれないと、一応話は聞いてみることにした。

 

 相談者の車は、いわゆる旧車で購入して間がないらしい。

 ボディ全体に細かなキズやへこみ(了承済みで購入)があり、オールペイントを依頼したという。

 事故などではない。

 内部の状態によっては時間も費用もかかるといわれ、見積もりはもらっていないが、相談者は予算を伝えて車を預けたという。

 

 それから1ヶ月ほ半ほど経過して「まもなく(予算内で)完成する」との返事があり、納車日を決めたが、納車当日、「エンジンが故障(載せ替えなければならないような致命的な状況)し、その費用に別途費用がかかる」と言われた。

 

 修理中だったので何か作業ミスをして故障したのではないかと疑い、故障理由を聞くと「オイルメンテナンスが良くない」と言われた。しかし、オイルは購入時、納車前に交換していることから、私(相談者)は故障原因とは考えにくいと思う。

 あなた(当方)はどう思うか?と。

 

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