整備士が知らない…かもしれない整備工場の苦情相談担当者の『ひ・と・り・ご・と』

整備士が整備工場で勉強しようと思っても出来ない整備に関わるユーザーからの苦情、整備工場からの相談を綴ります。法律的なところは専門家ではないので鵜呑みにせず参考程度に。古い話で記憶もあやふやですが自分の笑える失敗話や整備の話もほんの少し。依頼があれば事例内容を紹介する講習会もやります。実例を知ってトラブルを防止しましょう。

データと主観を比較した時の乖離

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 メーカー系販売店にて『車検受け渡し』の中古車を購入したが、納車されてすぐ、高速道路を走行していて車が左へ流れることがわかった。
 そのことで相談に乗ってほしいという電話。

 

 個別の車両の、個別の症状を改善してほしいという相談なら購入した店とよく話しあってと言って電話を切ろうとしたが、「その話がまとまらず困っている」とのこと。

 

 相談者の話しでは、車検時に各種テスターで測定・調整しているという思いがあり、納車後に今回の症状を伝えたところ、当該事業者の整備士は私を助手席に乗せて症状を確認し、その結果「タイヤの異常」と診断した。

 

 そこでタイヤをタイヤ専門店(他店)で入れ替えたのだが全く改善しなかった。
 その後も事業者に苦情を伝えたが何の対応もしてもらえないという内容。

 

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