整備士が知らない…かもしれない整備工場の苦情相談担当者の『ひ・と・り・ご・と』

整備士が整備工場で勉強しようと思っても出来ない整備に関わるユーザーからの苦情、整備工場からの相談を綴ります。法律的なところは専門家ではないので鵜呑みにせず参考程度に。古い話で記憶もあやふやですが自分の笑える失敗話や整備の話もほんの少し。依頼があれば事例内容を紹介する講習会もやります。実例を知ってトラブルを防止しましょう。

リコール隠しだと騒ぐ人


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 半年前に大手販売店に車検を依頼し(車は走行12万kmで登録後11年)、水漏れの修理とタイミングベルトの交換もお願いした。
 ところがこの度、走行中に突然エンジンが停止し、走行不能になった。

 

 近くに一般(専業)の自動車整備事業者があったので診てもらったところ、経年劣化による電気系統のトラブルだということで概算見積り額を出してくれたが、これが思いの外高額であった。

 

 車検後半年しか経っていないことから車検を行った大手販売店に連絡をし、引き取りに来てもらって改めて点検をしてもらったところ、先の整備事業者と同様の説明と、同じような金額を提示して来た。

 

 そこで他店からも見積りを取ろうと思い、自宅までの搬送をお願いしたのだが、搬送費用を請求された。
 車検時のクレームなのになぜ料金がかるのか?と問うと「搬送費用を支払わないなら車は渡さない」と脅された。

 「客を何だと思っているのか」と一括し、車を置いたまま製造元のお客様相談窓室に電話をかけてこの対応に関する苦情を伝えたのだが、車も見ていない相談窓口の担当者は「経年劣化によるもので保証期間も過ぎており、販売店とよく話し合って」と言う。

 

 私が今まで乗ってきた車でこのような故障は経験したことがない。
 この製造元はリコール隠しをしていた会社だから今回の故障もリコールでそれを隠蔽しようとしているのではないかと考えている。

 

 ついてはそちら(当方)からこの製造元のリコール隠しを糾弾してもらいたいという内容。

 

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