整備士が知らない…かもしれない整備工場の苦情相談担当者の『ひ・と・り・ご・と』

整備士が整備工場で勉強しようと思っても出来ない整備に関わるユーザーからの苦情、整備工場からの相談を綴ります。法律的なところは専門家ではないので鵜呑みにせず参考程度に。古い話で記憶もあやふやですが自分の笑える失敗話や整備の話もほんの少し。依頼があれば事例内容を紹介する講習会もやります。実例を知ってトラブルを防止しましょう。

修理した後の異音の原因

 


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 半年程前、走行中に突然エンジンルームから『ガラガラガシャ』っという何かが壊れるような音がした。

    慌てて車を路肩に停め、いろいろ回りを見渡したが特に何も見当たらなかった。

    車検をして間がなかったのでそのままゆっくり走り、整備事業者に持ち込んだが事業者からも「異常はない」と言われた。

    実際、音はそれ一回きりでその後、何もなかった。

 

    先日、同じ整備事業者でエンジンの修理をしてもらったタイミングベルトの交換のようだが詳細は割愛)が修理後、しばらくして走行中にエンジン回転に同期した『ベシベシ音』が出始めた。

 音は徐々に小さくなったが出先だったので気になり、たまたま通りがかった整備事業者で点検してもらうことにした。

 

 両方とも普通の整備事業者だが、この時に入庫した整備事業者から「以前どこかで何か修理をしたか?」と聞かれたので正直に、「普段お世話になっている馴染みの事業者でエンジンの修理をしてもらった」と伝えた。

 

 すると「自分でエンジンの中を何か触ったか?」と聞いてきたので「自分でエンジンを見ても何が何かさっぱりわからないのでオイル交換もその馴染みの事業者にまかせっきりだ」と答えた。

 

    点検をしてくれた事業者は、「断定はしないが…」と前置きして一片の布を「ウエスではないかと思う」と見せてくれた。

    その布は端部が破れてささくれ、いかにも回転に同期して当たっていたようだった。

 

    布を取り除いてからは音もなくなったのでエンジンを修理した事業者の作業ミスだとしか思えない。

 

    遠因を修理した後なので今後、この車を乗り続けるには不安がある。

 思えば半年前、走行中に出た『ガラガラガシャ』という音も何かを置き忘れていて出たものではないかと疑っている。

 

    エンジンを修理した整備事業者に損害賠償並びに慰謝料を請求しようと思う。

    相談に乗って欲しい、と。

 

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