整備士が知らない…かもしれない整備工場の苦情相談担当者の『ひ・と・り・ご・と』

整備士が整備工場で勉強しようと思っても出来ない整備に関わるユーザーからの苦情、整備工場からの相談を綴ります。法律的なところは専門家ではないので鵜呑みにせず参考程度に。古い話で記憶もあやふやですが自分の笑える失敗話や整備の話もほんの少し。依頼があれば事例内容を紹介する講習会もやります。実例を知ってトラブルを防止しましょう。

訴状と判決文がFAXで


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 ある日突然、訴状と判決文のファックスが届いた。

    (実はたまにある)

 しばらくして電話をしてきたのは他府県事業者で、「あなた(当方)の対応した相談案件(どこかで聞いたらしい)と弊社であった事案が酷似しており、弊社は裁判で勝訴した(FAXされてきたのはその判決文)。訴訟相手はいずれも大資本だが、争いごとになると我々極零細企業は、金銭的な理由(主に弁護士費用等の捻出等)と時間的な理由が障壁となって泣き寝入りせざるを得ない状況になるが、大資本の横車は我々事業者が声を上げないことが原因の一端だと常々思っていて目に余るものがあった。あなた(当方)の対応を聞いて理不尽な横車には断固とした姿勢で(この場合は訴状相手のこと)臨んでいきたいので同じようなトラブルは業界全体で取り組み、全国規模で情報を共有して運動するべきだと思う。一緒に戦おうではないか」という。

 FAXを送って来たのはそれが主旨らしい。

  (電話をしてきた事業者の個別案件には関われないし関わる気もないが困った)

 

 いきなりではなく、柔らかく、ことさら落ちついて否定する。

 

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