整備士が知らない…かもしれない整備工場の苦情相談担当者の『ひ・と・り・ご・と』

整備士が整備工場で勉強しようと思っても出来ない整備に関わるユーザーからの苦情、整備工場からの相談を綴ります。法律的なところは専門家ではないので鵜呑みにせず参考程度に。古い話で記憶もあやふやですが自分の笑える失敗話や整備の話もほんの少し。依頼があれば事例内容を紹介する講習会もやります。実例を知ってトラブルを防止しましょう。

放置バイクを持ち帰ってもいい理由

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 ネット検索で相談窓口が知られるようになってから自動車ユーザーではない人からも様々な問い合わせが来るようになった。
 そんな一つ。

 

 「毎日通る道路のとある場所に数ヶ月前から放置されたナンバーのついていないバイクがある。状況から判断して誰のものでもないのは間違いない。持ち帰って修理し、使用したい」という相談。

 

 整備に関係ないし犯罪につながる可能性もある。
 「ダメです」と言って電話を切ってもいいのだが、話を聞いていると「卒業したら整備士になりたい」という学生だった。
 前々からこの放置された型のバイクが欲しかったのだとか。

 

 相談者の中ではすでに『問題ない』という思考回路が組みあがっており(笑)ともすれば廃棄バイクの再生はボランティアでもあるとも言い始め、とにかく持ち帰りたい一心であれこれ理屈を並べ、当方から何らかの言質を取りにきているのがわかる(笑)

 整備士を目指す学生が犯罪を犯すかもしれないと思うと、それは阻止しなければ(笑)というわけでダメな理由を簡潔に説明した。

 

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