整備士が知らない…かもしれない整備工場の苦情相談担当者の『ひ・と・り・ご・と』

整備士が整備工場で勉強しようと思っても出来ない整備に関わるユーザーからの苦情、整備工場からの相談を綴ります。法律的なところは専門家ではないので鵜呑みにせず参考程度に。古い話で記憶もあやふやですが自分の笑える失敗話や整備の話もほんの少し。依頼があれば事例内容を紹介する講習会もやります。実例を知ってトラブルを防止しましょう。

AT故障とフルードの謎


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 車検や修理は、購入した販売店で毎回受けてきた。

 その販売店で車検を受けて1年が経ち、ATが滑るような感覚が出て来た。

 

 同店に修理見積りをお願いしたところ『交換』で約45万円だと言われたが、車は古く、走行距離もかなりなもの。

 何より次回の車検時(約1年後)に買い替えを考えていたこともあり、交換を躊躇。

 

 それを友人に相談したところ、懇意だという一般の整備事業者(専業事業者のこと)に聞いてくれた。その事業者は『中古AT』(約16万円)を提案して来た。

 

 次の車検(1年弱)までと考えていたこともあり、また、販売店と比べて1/3の金額も魅力だったことからこの事業者に中古ATへの交換を依頼した。

 

 ところが作業が終了して2週間、突然、走行中にアクセルを踏んでもスピードが出なくなってしばらくすると止まってしまい動かなくなった。

 

 たまたま購入した販売会社と同系列の販売店(会社は違う)があったので診てもらったところ「ATFが殆ど入っていない」と言われて驚いた。

 

 ここで、二週間ほど前に中古ATに交換したという話をすると「それならその事業者に引取りに来てもらったらどうか」と言われ、すぐに交換した事業者に連絡をした。

 

 引き取りに来た事業者は、車を持ち帰ってATFを補充。「これで暫く様子を見てほしい」と言った。

 

 「様子はみるが、ATFが入っていなかった理由をきちんと調べてほしい」と訴えたが、かなり強引に様子をみるようにだけ言われて帰らされた。

 その数日後から異音が出始めた。

 

 さすがに不安になり、1年後に乗り換えるつもりだったがATはあきらめてすぐ乗り換えることにした。

 ところがこのタイミングで先日入れたATFの代金の請求書が届いた。

 

 中古ATの交換費用(約16万円)は車を受け取った時に支払っている。

 しかし、その後、ATFが入っていなかったのは私の過失ではない。

 この状況下でATFの代金請求があるのはおかしいのではないか?という内容。

 

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