整備士が知らない…かもしれない整備工場の苦情相談担当者の『ひ・と・り・ご・と』

整備士が整備工場で勉強しようと思っても出来ない整備に関わるユーザーからの苦情、整備工場からの相談を綴ります。法律的なところは専門家ではないので鵜呑みにせず参考程度に。古い話で記憶もあやふやですが自分の笑える失敗話や整備の話もほんの少し。依頼があれば事例内容を紹介する講習会もやります。実例を知ってトラブルを防止しましょう。

ゴム部品の劣化が納得できない

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 購入後、2回目の車検を受けたというユーザーからの苦情。

 車検依頼時に『メーター辺りからのきしみ音』の修理を一緒にとお願いしたところ、「原因はメーター付近の緩衝ゴム(ユーザーは、はっきりわかっていない)が経年により劣化して割れていた」と言われ1万円ほどの(2/3は工賃)の見積もり額が提示された。

 

 どんなゴム製品か知らないが、私は触れもしないし、例えゴムでもわずか5年程で割れて音が出ることには納得しがたい。

 材質に問題があるのではないかと思い、メーカー(お客様相談室)に電話をすると「販売店と話をしてください」と言われた。

 その販売店の説明に納得出来ずメーカーに電話をしたのに、である。

 

 その後、あちこちの公的機関にも連絡をしたが話にならず、試しに消費者生活センターに聞くと「こちら(当方)を紹介された。相談に乗ってほしい」という内容。

 

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