整備士が知らない…かもしれない整備工場の苦情相談担当者の『ひ・と・り・ご・と』

整備士が整備工場で勉強しようと思っても出来ない整備に関わるユーザーからの苦情、整備工場からの相談を綴ります。法律的なところは専門家ではないので鵜呑みにせず参考程度に。古い話で記憶もあやふやですが自分の笑える失敗話や整備の話もほんの少し。依頼があれば事例内容を紹介する講習会もやります。実例を知ってトラブルを防止しましょう。

1万kmでディスクパッド2回交換

       

    弊社ユーザーが、自分の過失100%の追突事故を起こした。

 

    相手車両は対物で修理し、自分の車は自分の車両保険で修理したのだが、この事故修理後から「ブレーキ・パッドの減りが早くなった」とクレームを受けている、という相談が事業者から舞い込んだ。

 

    これだけ聞くと何の話しかわからない。

 

    事故後、約10000kmの走行でブレーキ・パッドを二度交換し、キャリパー・シールキットも交換した(もちろん、異常などなかった)らしい。

 

   「事故前までは何万kmも何の問題もなく使えていたブレーキ・パッドが、弊社で事故修理をしてからこのように減りが早くなった」という苦情だ。

 

    しかし、ブレーキのシステムには何ら問題ない。

 

   ブレーキのディスクパッドがかなり焼けているので、おそらく追突をしたユーザーが、事故のトラウマからブレーキ・ペダルに足を置いたまま走行しているものと思われる。(予想だが)

 

 その焼けたパッドを見せながら「ペダルに足を置いていないか?」と聞いてもみた。

    すると「年寄扱いしてバカにするな!」と烈火のごとく怒られた。

    こういった客にはどういった対応をすればいいのか他社がどうしているのかアドバイスが欲しい、と。

 

 

掲載後、1ヶ月以上が経過したので続きは以下に移動しました

 https://note.com/carrot3/n/n4a0326ff07cd