整備士が知らない…かもしれない整備工場の苦情相談担当者の『ひ・と・り・ご・と』

整備士が整備工場で勉強しようと思っても出来ない整備に関わるユーザーからの苦情、整備工場からの相談を綴ります。法律的なところは専門家ではないので鵜呑みにせず参考程度に。古い話で記憶もあやふやですが自分の笑える失敗話や整備の話もほんの少し。依頼があれば事例内容を紹介する講習会もやります。実例を知ってトラブルを防止しましょう。

ガス欠の形

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 昭和50年代の中古車を購入した友人から「エンジンがかからなくなった」という電話が、出先からあった。

 

 この車を買うときに、私は止めておけといった。

 もちろん、理由は「壊れる」からである。


 しかもどこが壊れるか予想もできない。

 

 「程度がいい」「懐かしくて」「あの頃に戻りたい」「大人買い」とまあ、自分に都合のいい理由ばかりあれこれ並べ、結局購入してしまった。

 

 購入したのは、そういった旧車を販売しているショップ(専門でもないようだ)で、今日は、その自慢の車で初めてのドライブに出たということだ。

 

 友人は、一応、整備士あがりで、自分である程度車に手を入れることが出来る。とはいえ、手に負えないと見極めたら、すぐにこちらに回ってくる。

 だから正直、この車を購入してほしくなかった、ということだ(笑)

 

 このときも「点火・圧縮・混合気の“三要素”に問題はない」という情報をくれたので、エンジンがだめになっている可能性も排除できない。

 

 そこで積車の準備をして出かけた。

 

 掲載して1ヶ月が経過したので続きは以下に移動しました。

https://note.com/carrot3/n/n6cf668c72a36