整備士が知らない…かもしれない整備工場の苦情相談担当者の『ひ・と・り・ご・と』

整備士が整備工場で勉強しようと思っても出来ない整備に関わるユーザーからの苦情、整備工場からの相談を綴ります。法律的なところは専門家ではないので鵜呑みにせず参考程度に。古い話で記憶もあやふやですが自分の笑える失敗話や整備の話もほんの少し。依頼があれば事例内容を紹介する講習会もやります。実例を知ってトラブルを防止しましょう。

お客様は神様、の意味が違う


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 客である自分は常に絶対正しい。それが理解出来ない事業者がおかしい。

 そしてすぐに自分が如何に正しいかという屁理屈を並び立て、食べ散らかす。

 食べ散らかされるのは事業者だけではなく我々もそう。

 でもまあ、1000人から苦情があれば3~5人くらいはこの類。

 

 「そこは整備事業者の苦情を聞くところか?車検を依頼した事業者への苦情だ」と、かなり『上から』の電話。

 

    一昨日、車検を依頼した際、「代車が必要だ」と言ったら「明日用意して電話を入れる」と約束したのに昨日のうちに電話がなかった。

 

    本日、なぜ連絡がなかったのかその事業者を問い詰めたら、「そんなことは言っていない。代車が用意出来たら連絡を入れると言った」と、言い訳をした。

 

    こちらは二人で行ったので間違いなく「次の日に代車を用意して連絡を入れる」と言った!それなのに言い訳だけでなく、そのあと「もううちに来るな」「早く帰れ」というような暴言で追い返すような仕打ちを受けた。

    この事業者は客をなんだと思っているのか!そちら(当方)で事業者をきちんと指導しているのか?この責任、貴方(私)はどう取るつもりか?

(え?なんで?どういうこと?整備事業者が代車を用意する、しないで、なんで私が責任を負うの?意味がわからん)

 

    冒頭の始まりからもわかるように電話を取った当初からかなり上からで、大変な勢いでもあったが、何で怒っているのかよくわからなかったものの要約すると上記相談内容のような感じになる。

 

    しかし、車検どころかまだ入庫もしていない段階でのクレームということになる。

(このような電話は普通にある)

 

    この苦情を言われている対象事業場のことはよく知っている。

 社長は物腰柔らかく、地域密着堅実経営の事業者だ。

    比較的田舎に所在し、近隣に同じような名前の事業者が数軒ある。

 しかし、どこも同じような地域密着型経営でどこの会社であっても社長はだれもそんな横柄な物言いをする人はいない。

    近隣事業者同士の関係も良好だと思うので問題が起こりそうな事業者はいない。

 

    したがって、下手にこの事業場を擁護するようなコメントを言うとさらに激高する可能性がある。

 

    話を聞き終わってから、「で、私はどうすればいいのか?」と聞くと「とにかく、きちんとした接客指導をしろ!口のきき方を直させろ!」等を言われた。

 

掲載して1ヶ月が過ぎたので続きは以下に移動しました。

 

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