整備士が知らない…かもしれない整備工場の苦情相談担当者の『ひ・と・り・ご・と』

整備士が整備工場で勉強しようと思っても出来ない整備に関わるユーザーからの苦情、整備工場からの相談を綴ります。法律的なところは専門家ではないので鵜呑みにせず参考程度に。古い話で記憶もあやふやですが自分の笑える失敗話や整備の話もほんの少し。依頼があれば事例内容を紹介する講習会もやります。実例を知ってトラブルを防止しましょう。

リコール対象車なのに有償

 


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 言葉足らずだが、苦情はまさしく表題のまま。

 当初の訴えは「リコール対象車を対策せずに乗り続けていたらエンジンが止まった(焼き付いた)」というもの。(このリコール対象車という言い方が既におかしい)

 

  クルマは10年以上経過しているにもかかわらず、総走行距離わずか5万kmの軽自動車。

     相談者の苦情の前提にはお決まりの「自分は悪くない」がある。

 だから当方(私)の言質(要は揚げ足)を取って、その言葉と当方の名を使い、修理した事業者に無償修理させようという恣意的なものが透けて見える。

 

  この時、購入した販売店までレッカー移動してもらって原因を調査してもらったら、「エンジンオイルが入っていない」といわれたらしく、概算見積りは『ショートエンジン載せ換え』で45万円ほどが計上されたそうだ。

 

     相談者の苦情は「リコール対象車なのになぜお金が必要になるのか!意味が分からない」との言い分。
    (有償無償にリコールは直接リンクしないが、こんなに早く金銭が前に出てきた)

  この時は急いでいたし、クランキングしたらエンジンがかかったので乗って帰ったが、後日、エンジンの調子が悪くなり、別の整備事業者に持ち込んだところ、同じように「エンジン載せ替えが必要」だと言われた。
 しかし、この事業者は「修理代金は20万円ほどだ」という。
    (なぜ別の事業者に持ち込んだのか、その説明はない)

 

  購入した販売店の半額以下だったのでここで修理をし(載せ換え)支払いも済ませた。

     ところが最近、私の友人が同じ型の同じ車のエンジンを載せ替え、その費用が3万円であったと聞いた。
    (作業料は別だろうとは思うがとにかく3万円を強調する)

 

 

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