整備士が知らない…かもしれない整備工場の苦情相談担当者の『ひ・と・り・ご・と』

整備士が整備工場で勉強しようと思っても出来ない整備に関わるユーザーからの苦情、整備工場からの相談を綴ります。法律的なところは専門家ではないので鵜呑みにせず参考程度に。古い話で記憶もあやふやですが自分の笑える失敗話や整備の話もほんの少し。依頼があれば事例内容を紹介する講習会もやります。実例を知ってトラブルを防止しましょう。

安売り車検をどうにかして

 

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 半径1km以内に格安車検を行う整備事業者が二軒ある。

 

 最近、弊社のユーザーがその事業者の撒いているチラシを持ってきて「これでやってくれ」と言ってきた。

 ユーザーは弊社の金額が高い(見積もり)というが、分解してみないとわからない部分もある。

 

 それにたいていのユーザーの車は使用方法や年式、走行距離を加味すれば長年の経験で交換したほうがいい部品もわかる。

 不要な部品を交換するとか不当に値段を釣り上げるような見積りは出していない。

 

  格安車検のチラシは、法定費用を大きく書き、代行費用や点検費用については高年式車両の格安基本料金のみが書かれている。

  走行距離や年式によって部品や作業工賃は変動するとは書かれているが交換する際に別途工賃が発生する(だろう)ことは書かれていない。

 

  ユーザーは、表示されている高年式車と同じ金額で出来るものと思い、弊社に依頼してきた。
 悪気がないのはわかっているが、10年以上経過した車両の検査が高年式車両と同じで出来るわけがない。

 

  大資本が撒く誇大広告に規制をかけられないものか、という苦情。

 

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