整備士が知らない…かもしれない整備工場の苦情相談担当者の『ひ・と・り・ご・と』

整備士が整備工場で勉強しようと思っても出来ない整備に関わるユーザーからの苦情、整備工場からの相談を綴ります。法律的なところは専門家ではないので鵜呑みにせず参考程度に。古い話で記憶もあやふやですが自分の笑える失敗話や整備の話もほんの少し。依頼があれば事例内容を紹介する講習会もやります。実例を知ってトラブルを防止しましょう。

免責金額は誰から受け取れば


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 弊社顧客が後方から過失なしの事故に遭い、その修理を行った。

 加害者の対物保険には免責(10万円)が設定されており、免責金額以外の修理代金は保険会社からすぐに支払われた。

 

 当時、保険会社の担当者(とはいうがおそらく代理店ではないかと思う)が「免責金額は私が責任を持って支払うよう伝える」と言っていたが、それから既に2年経つ。(実際はそんなに経っていないと思う)

 

 先日、思い余って保険会社の担当者に支払いのないことを伝えたところ、「契約者の会社が倒産して支払えないようだ」とか「当方に支払う義務はない」というようなことを伝えてきた。

 ここで?いまさら?と思い、またこの言い様に少なからず腹が立ったのでつい、「貴殿が加害者に支払わせるといったから今まで支払いを待っていた。加害者の会社の倒産云々は弊社に関係ない。そもそも弊社は加害者の名前は愚か、住所・所在地等を全く知らない。それで弊社が貴殿に連絡をして初めて加害者の会社が倒産したとか当方に免責金額を支払う義務はないとかいう!どういうことだ」というようなことを言ってしまった。

 

 話はここで止まっているが、弊社は誰からこの免責金額を回収すればいいのかという、事業者からの相談。

 

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